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畜産に関する基本的な考え方や
知ってほしいQ&Aをクイズ形式でまとめました。
ぜひ皆さんでチャレンジしてみてください!
牛の胃袋はいくつあるでしょう?
- Ⓐ 1つ
- Ⓑ 2つ
- Ⓒ 4つ
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答え:Ⓒ 4つです。
[解説]
ウシの胃は全部で4つあります。
エサの牧草を効率よく消化して利用するために、ウシは反芻(はんすう)を行います。反芻とは、胃の中のものを再び口にもどして嚙みなおすことをいいます。
- ・第一胃:多くの微生物が生息していて、エサの繊維質(せんいしつ)を分解します。
- ・第二胃:ポンプのような収縮を繰り返し、第一胃では消化しづらいエサを口へと戻し反芻します。反芻されたものは第三胃へ移動します。
- ・第三胃:ひだが重なった構造をしていて、エサの選別とすりつぶしを行います。選別されたまだ大きいものは、第二胃に戻します。
- ・第四胃:ヒトの胃と同じように胃液を分泌し消化を行います。
ウシのように4つの胃袋を持ち、反芻を行う動物を「反芻動物」と呼びます。ヒツジやヤギ、キリンも反芻動物です。
トウキョウXの子ブタは一度に何頭生まれるでしょう?
- Ⓐ 1頭
- Ⓑ 5頭くらい
- Ⓒ 8頭くらい
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答え:Ⓒ 8頭くらいです。
[解説]
ブタは子供をたくさん産む動物です。トウキョウXは一回の出産で約8頭くらい産みますが、中には12頭以上産むものもいます。
そのため、豚の乳頭はたくさんあり、左右6~9対、合わせて12~18個あります。
トウキョウXについてはこちら
東京うこっけいは一年間にどのくらいの卵を産むでしょう?
- Ⓐ 100個くらい
- Ⓑ 190個くらい
- Ⓒ 260個くらい
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答え:Ⓑ 190個くらいです。
[解説]
もともと、うこっけいはたくさんの卵を産むにわとりではありません。一般のにわとりでは一年間で約300個程度産みますが、うこっけいは年間50~80個程度しか卵を産みません。「東京うこっけい」は産卵率の向上を目的に、一年間で190個程度まで産むように改良を行いました。
東京うこっけいについてはこちら
牛のお乳を搾れる期間は、出産後何日間くらい?
- Ⓐ 100日間くらい
- Ⓑ 200日間くらい
- Ⓒ 300日間くらい
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答え:Ⓒ 300日間くらいです。
[解説]
牛はヒトと同じ哺乳動物です。子牛を産まなければお乳は出ません。
牛乳を搾る期間は、約300日間です。この期間を「泌乳期(ひにゅうき)」と呼びます。出産後、初期のころは乳量が多く、徐々に少なくなっていきます。平均すると1日に、20~30ℓ(1リットル牛乳パック20~30本分)もの牛乳を生産します。
泌乳期を終えると、次の出産に備えて約60日間体を休めエネルギーを蓄えさせます。この期間を「乾乳期(かんにゅうき)」と呼びます。
牧草などを発酵(はっこう)させたエサのことを何というでしょう?
- Ⓐ マイレージ
- Ⓑ サイレージ
- Ⓒ ストレージ
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答え:Ⓑ サイレージです。
[解説]
牧草や飼料作物などを発酵(はっこう)させたえさを「サイレージ」と呼びます。
作物を刈り取った後、細かくきざんで保管します。すきまのないようぴったり閉じ、酸素を入れないように発酵(はっこう)を進めることで、えさを長期間保存できるようにします。サイレージは栄養価が高く、牛や羊などの反芻(はんすう)動物に与えられます。
最近では、作物を細かくきざんで丸め、さらにラップをかける「ロールベールサイレージ」が主流になってきています。
鶏のヒナが卵から産まれるまでにかかる日数は?
- Ⓐ 5日くらい
- Ⓑ 14日くらい
- Ⓒ 21日くらい
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答え:Ⓒ 21日くらいです。
[解説]
卵から産まれることを「孵化(ふか)」と言います。人工的に卵を孵化させるには、「孵卵器(ふらんき)」(孵化させるために卵を温める機械)を使います。約21日で孵化しますが、これは親鳥が卵を抱いてヒナを孵化させる期間と同じです。
ちなみに、アヒルの孵化日数は約28日です。
良質な堆肥(たいひ)をつくるためには、どのような作業が大切になるでしょうか?
- Ⓐ 油の投入
- Ⓑ 攪拌(かくはん)
- Ⓒ 微生物の死滅
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答え:Ⓑ 攪拌(かくはん)です。
[解説]
堆肥は、家畜ふんや落ち葉などの有機物を分解・発酵させてつくります。良質な堆肥をつくるには酸素を好む微生物の働きが必要なため、よく混ぜて、空気を送り込む必要があります。
油がたくさん入っていると、ねばねばして空気を送り込むことができず、微生物の活動を邪魔するため堆肥にするのに時間がかかります。
飼育している牛が耳につけている「耳標(じひょう)」は何のために付けられているでしょう?
- Ⓐ 個体識別
- Ⓑ 体温測定
- Ⓒ GPS
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答え:Ⓐ 個体識別です。
[解説]
耳標(じひょう)は個体識別のために付けられます。日本にいるすべての牛は、10ケタの「個体識別番号」が記されている耳標を装着しています。この番号は牛肉の販売や提供の場においても表示されることが定められています。「個体識別番号」をコンピューターで調べると、そのウシの生年月日や飼っていた場所などの個体識別情報が分かるようになっています。
日本では一般的に鶏の鳴き声を「コケコッコー!」と表現しますが、アメリカではなんと表現されているでしょう?
- Ⓐ Koke-kokko!
- Ⓑ Good Morning!
- Ⓒ Cock-a-doodle-doo!
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答え:Ⓒ Cock-a-doodle-doo!です。
[解説]
国によって違う鳴き声を出すわけではありませんが、その声を聞いた人がまねをすると表記が変わってくるということです。
他にも、以下のような例があります。
- ・犬の鳴き声
(日本語:ワンワン / 英語:Woof Woof) - ・猫の鳴き声
(日本語:ニャーニャー / 英語:Meow) - ・ヒヨコの鳴き声
(日本語:ピヨピヨ / 英語:Tweet Tweet) - ・牛の鳴き声
(日本語:モーモー / 英語:Moo) - ・豚の鳴き声
(日本語:ブーブー / 英語:Oink Oink)
これらの表記は、各文化的な要素も反映されています。同じ動物であっても、国や言語によって全く異なる表現になるのは興味深い現象です。
- ・犬の鳴き声