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農林水産体験レポート

2017/09/29 UP

東京の木を知るわくわく体験ツアー

多摩の森林で植林や伐採を見学

夏のある日、小学生の子どもと一緒に「東京の木を知るわくわく体験ツアー」に参加しました。都内で森や木に触れる体験ができると聞き興味津々です。集合は、駅舎に多摩産材がふんだんに使われているJR武蔵五日市駅。木で囲まれた空間にいると、それだけで穏やかな気持ちになります。その後、駅前からバスに乗って檜原村の山林へ。待っていてくれたのは、檜原村エリアを中心に植林や伐採などの森林の管理を行う東京チェンソーズの木田さんです。説明を聞きながらスギやヒノキが植林されている山の斜面を見学します。「木の苗を植えるのは約1坪に1本です」という木田さんの説明に「1坪ってどれくらいですか?」という子どもからの質問が。「だいたい畳2枚分だね」と木田さん。子どもたちの素朴な質問に、さまざまな分野のプロの方たちが丁寧に答えてくれるのが体験ツアーのいいところです。さらに、木田さんはチェーンソーを使って立木を伐り倒して見せてくれました。普段はなかなか見ることのできない姿に拍手喝采!

原木市場や製材所 木が丸太になり、家になるまで

その後は、払沢の滝まで森を散策。午後は東京で唯一の原木市場である多摩木材センターへ。案内役の三谷さんが広場に積まれた丸太を前に説明をしてくれます。せり売りの仕組みや、普通の家を建てるには立木が約60本も必要なこと、木材の値段など、大人でも「へぇ~」と感心することばかり。三谷さんに促されて小学5年生の我が子が丸太を持ち上げようとしますがびくとも動かず、木材の重さに驚いていました。続いて製材所(浜中材木店)へ。太い丸太が大きな機械で、あっという間に柱や板に加工されていく様子は圧巻です。最後は、多摩産材を使用したモデルハウス「環の家」の見学と木工・工作体験です。用意された木材はもちろん多摩産材。 子どもたちは、木の板や棒を自由に使い夢中で取り組んでいました。

将来の多摩産材を守るために

再び武蔵五日市駅で解散するまで約8時間のツアー。山の斜面の苗木から多摩産材で建てられた家まで見学できた充実の1日でした。それぞれの現場で、さまざまの職業の人たちが多摩産材を守るために働いています。木の生長に必要なのは、根をしっかりと張ることのできる土壌と雨水、太陽光と二酸化炭素。それらがあれば伐採されても植林をすることで、森林はなくなりません。しかし、良質の多摩産材を生産するためには、枝打ちや間伐など保育管理し、木材を流通させ、加工する人々が欠かせません。「体験ツアーに参加した子どもたちの中から、将来の多摩産材を担う仕事を選ぶ人が出てくるといいね」と、帰りの電車に揺られながら、そんなことを子どもと話しました。

【2017年2回目のツアー】
開催日:2017年11月25日(土)
参加申込み期間:2017年10月9日(月)~11月8日(水)
※ツアー内容は今回ご紹介のものと異なる場合がございます。詳細は要問い合わせ。

「東京の木を知るわくわく体験ツアー」についてはこちらです

東京の木を知るわくわく体験ツアー事務局
(とうきょうのきをしるわくわくたいけんつあーじむきょく)

電話
03-3998-4441(受付:9~17時)