イセエビの漁法
イセエビは「刺し網漁」と呼ばれる漁法で、ほとんどは船の上から網を仕掛ける方法で行うのですが、中には海に潜って網を仕掛ける方法もあるそうです。イセエビ漁は、昼間のうちに水深10メートル辺りの岩礁帯に網を仕掛け、餌を求めイセエビが活動する夜中に網を引き上げます。そのまま港へ水揚げし、網から外していきます。イセエビのゴツゴツした殻や足が網に引っかかり取り外す作業は一苦労です。その際に足や触角を折ってしまうと商品価値が一気に下がるため、慎重かつ丁寧にイセエビを網から外していきます。この際に「刺し網」がボロボロに痛むので、イセエビ漁師の仕事は「網の修繕」とも言われるほどです。