調布飛行場から飛行機に乗るとたった50分で到着する三宅島は、黒潮の恵みを受けて、魚の種類が多く、釣り人の聖地と呼ばれています。
三宅島で獲れる東京産のお魚について知りたいと思い、阿古漁港に伺いました。
食品成分 | キンメダイ | |
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廃棄率 | 60% | |
エネルギー | 160kcal | |
水分 | 72.1g | |
たんぱく質 | 17.8g | |
脂質 | 9.0g | |
炭水化物 | 0.1g | |
灰分 | 1.0g | |
重量 | 100g |
キンメダイは赤い体と大きな口、光を当てると金色に輝く大きな目が特徴で、伊豆・小笠原諸島周辺では水深200~800mに生息する深海魚。大きなものでは体長50cm、体重4kgにもなります。
調布飛行場から飛行機に乗るとたった50分で到着する三宅島は、黒潮の恵みを受けて、魚の種類が多く、釣り人の聖地と呼ばれています。
三宅島で獲れる東京産のお魚について知りたいと思い、阿古漁港に伺いました。
三宅島で一番獲れるお魚はキンメダイ。次いでカツオ、マグロ類。それからヒラマサやカンパチなどが獲れるそうです。高級魚ばかりですね。
三宅島で当日に獲れたキンメダイは、700g以上の重さのものに限り、エラ蓋に「日戻りきんめ」というタグを打ち、ブランド化しています。
それらのキンメダイのうち、朝水揚げされたものは、その日のうちに豊洲市場に届き、翌日には早くもセリにかけられます。
伺ったときに、カツオやキハダマグロが水揚げされていました。
疑似餌を仕掛けた「ひき縄漁業」という釣り糸と釣り針を有する漁具を船舶がひき廻して行う方法で釣り上げられたそうで、魚体がきれいで身の傷みが少ないのが特徴です。
魚を洗浄し、1匹ずつ、はかりに乗せて計量し、箱詰めされます。
カツオの箱詰めをお手伝いさせていただきました。
水沼吾郎さん(吾郎丸)
三宅島は直近で2000年に火山が噴火し、約4年半の間、全島民が避難していました。その影響で、港も船も甚大な被害を受けました。
また、三宅島漁業協同組合は、組合員さんの高齢化が進んでいました。しかし近年は漁業研修を行い、島の外からやってきた20代から40代の若い漁師さんが何人も誕生しました。
現在、漁協に所属する漁師さんは約370人。そのうち40人近くが専業で漁業を営んでいます。
沖山文一さん(朝日丸)、沖山武さん(おき丸)
キンメダイの専業漁師の水沼さんに、どうやってキンメダイを食べたらおいしいかを伺ったところ、皮を残して炙った刺身が好きと伺いました。
皮と身の間に脂肪があるので、炙られることによって脂の旨味が感じられるそうです。
お世話になりました。ありがとうございます!
●キンメダイを使ったレシピはこちら
▽島寿司風ばらちらし
https://tokyogrown.jp/recipe/detail?id=675281
▽キンメダイと豆腐の煮付け
https://tokyogrown.jp/recipe/detail?id=571363
▽キンメダイのアクアパッツァ
https://tokyogrown.jp/recipe/detail?id=571364
島田さん
島の漁師さんの漁の時間は6:00~15:00ぐらい。
日の出から日の入りまでに作業を終わらせるのがローカルルールだそうです。
余談ですが、漁師さんのイケメン率が高かったです♡