東京農林水産フェアで、『やまぼこ』を食べよう!

令和5年10月21日(土)(青梅庁舎)、10月28日(土)(立川庁舎)にて、東京農林水産フェア(主催:公益財団法人 東京都農林水産振興財団)が開催されます。

当日、青梅・立川どちらの会場でも、奥多摩町の小河内漁業協同組合が製作する、ヤマメが原料の『やまぼこ』を販売します。
数量限定で奥多摩町飲食店事業者向けにメイン販売しているため、一般消費者にはイベントなどでしか入手ができない『やまぼこ』。
ぜひ、この機会にご賞味ください!

『やまぼこ』とは?

卵を絞った後のお母さんヤマメ(※ 人工授精後のオスのヤマメも含みます)を丁寧にさばき、一つひとつ型に詰めた「揚げかまぼこ」です。
塩焼きが主流の川魚のヤマメを、すり身の加工品として味わうことができます。
やさしい甘さと出汁の風味、高品質な弾力による十分な歯ごたえをお楽しみいただけます。

『やまぼこ』誕生秘話

みなさんは、東京でヤマメが養殖されているのをご存じですか?
「奥多摩さかな養殖センター(東京都農林水産振興財団所管)」では、ヤマメ、ニジマス、イワナ、奥多摩やまめの卵や稚魚を生産し、河川漁協や養殖業者へ放流用や養殖用として、配布しています

▼ 「奥多摩やまめ」に関してはコチラ
 https://tokyogrown.jp/special/hunter/detail?id=868154
 https://www.tokyo-aff.or.jp/site/tokyo-products/1192.html

ヤマメは、姿・形の美しさや味の良さから「渓流の女王」「川魚の女王」と呼ばれて人気の高い魚です。
しかし、ヤマメは生まれてから2年(約20~30cm)で産卵して死んでしまうため、塩焼きでの利用がほとんどでした。
そこで、1998(平成10)年に、食用としての利用範囲をひろげるため先端技術を応用して、2年以上も生き残って成長する「奥多摩やまめ」を開発しました。

「奥多摩やまめ」は、3年で約1.5kg(約40cm)、4年で約2kg(約50cm)に成長します。

奥多摩さかな養殖センターでは毎年、卵や稚魚を生産するため、ヤマメなどの採卵を行っています。
採卵後や寿命で死んだヤマメは毎年約2.5トン。
今までは焼却処分で対応していましたが、2021年(令和3年)からSDGsや処分費用削減の観点から、廃魚を利用した加工技術の研究が進められ、この度、ヤマメの身を練った「揚げかまぼこ」の試作品が完成しました。

小河内漁業協同組合と奥多摩町では、この「揚げかまぼこ」を『やまぼこ』と商品名を付け、地域おこしの一つのツールとして活用することになりました。

生産者インタビュー

『やまぼこ』の生産を担当している奥多摩町地域おこし協力隊の市原達也さんに、峰谷川渓流釣り場内の作業場施設でお話を伺いました。

写真㊧:奥多摩町地域おこし協力隊の市原達也さん

▪『やまぼこ』の特徴を教えてください。
市原さん:今まで廃棄するはずだったヤマメを利活用することで、『やまぼこ』が誕生しました。
淡水魚での練り物はまだ珍しく、奥多摩地域のヤマメを知ってもらい、その加工品である「ヤマメの揚げかまぼこ」を可愛らしいくわかりやすくしようとのことから『やまぼこ』とネーミングしました。

▪アピールポイントと味付けは?
市原さん:歯ごたえ(弾性)がポイントになります。モチモチした感触でさつま揚げなどと比べると弾力が強いです。
味付けは、砂糖・醤油・塩を入れた少し甘めのタイプと塩だけを使ったお酒に合うタイプの2種類を作っています。

▪今後の展開について
市原さん:未だ試行錯誤の段階ですが、町内の飲食店事業者を介した消費者向けのアンケートなどから、更なる改善をしていきたいと思います。
今後は、町の特産品である「奥多摩わさび」や「ユズ」との地産地消コラボ商品の開発し奥多摩町の地域活性化に結び付けていければと考えています。

東京グロウン/TOKYO GROWN

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