東京は、親子で楽しめる直売所がいっぱいだ!
美味しくて、楽しくて、食育にもなる。直売所は、一石二鳥にも三鳥にもなるそんな場所。
西東京市のお友達からトウモロコシとエダマメがとても美味しい農家さんがあると聞いたパプママとリカちゃん。西武線ひばりヶ丘駅からしばらく歩いていくと、畑が広がってきました。

【パプママとリカちゃんのプロフィール】
パプママ:野菜が大好きな30代。多摩エリアのとある街に住んでいる。平日は都心で働いているので、リカちゃんと一緒に街ブラする休日が宝物。
リカちゃん:小学3年生。明るい性格で、たまにちょっと大人びたところを見せる。ほんとは家でゲームをして過ごしたい。

リカちゃん:ママ、のぼりが出てるよ。トウモコロシだって!
パプママ:ほんとだ。

リカちゃん:あっ。このお面なに?なんか怖い!
パプママ:なにかしらね?

野菜屋れいもん堂 店主/農家 岩崎亮介さん:いらっしゃい!今日も暑いね!
パプママ:こんにちは~。美味しそうなトウモコロシがたくさんあるわね。
岩崎亮介さん:うちのトウモコロシの品種は「さきちゃん80」。
リカちゃん:さきちゃん?可愛い名前。
岩崎さん:朝、畑で採ってきたばかりだよ。トウモロコシは鮮度が大事だからね!
すっごく甘いんだよ。

パプママ:(黒板を見て)えーと、トウモロコシは200円で、エダマメは300円なのね。

パプママ:なになに、「私が作りました。三度の飯よりビールが大事。顔も内面もクセ強め。」(たしかにクセは強めみたいね……。)ビールが大事?野菜じゃなくて?
岩崎さん:それはそうでしょう!ビールがなけりゃ仕事やってられないですよ!
パプママ:そ、そうですよね……。

近所のお客さん:レイモンド!こんにちは!ビール持ってきたよ!
岩崎さん:ありがとう~!今日はトウモロコシ何本にする?

リカちゃん:なんか楽しそう!
パプママ:クセがちょっと強い農家さんだけど、地元にはなじんでるみたいね。

岩崎さん:僕がビールが大好きだって知っているから、みんな野菜を買いに来るときにビールを持ってきてくれるんですよ。
(編集部注)野菜屋れいもん堂でお買い物する際に、ビールの差し入れは必須ではありません。

リカちゃん:あそこの自動販売機のなかにもお面がある!こっち睨んでる!怖っ!
パプママ:いち、じゅう、ひゃく……一千万円?!
岩崎さん:ふふふ。このお面の名前は「じゅうきにん」っていうんだけど、常連のお子さんが名付けてくれたんだ。由来はよく分からないんだけど……。もともと鳥除けとして畑に置いてあったんだけど、まったく効果がなくて。でも近所の子どもたちに人気だから、あえてロッカー型自販機に入れてみたんだ。

パプママ:なんだかとってもユニークな直売所なんですね。
岩崎さん:新しく作ったスーパー出荷向けのエダマメの袋も見てくださいよ!このキャラクターは「枝豆マン」です!どうです?

パプママ:どうって言われても……。(ユニークすぎるわ。)
リカちゃん:でも、一発でレイモンドさんのエダマメってわかるね!

パプママ:パッケージに書いてありますけど、エダマメは10月まで採れるんですね?
岩崎さん:はい。トウモロコシもエダマメも10月までやりますよ。かなり長いんです。東京都内に、これだけ長い期間トウモロコシとエダマメを取り続ける農家はなかなかいないはずですよ。量についても、なるべく足りなくならないように多めに栽培しています。座右の銘は「余っても 足りないよりは ずっと良い」なので。
パプママ:(意外とこの農家さん、ちゃんと考えて経営しているのかもしれないわ。)
岩崎さん:でもって、たくさんできすぎてしまったら「もってけれいもん堂」のはじまり、はじまり~。
リカちゃん:え、なになに?
岩崎さん:その日はちょっとだけお得な価格で収穫体験ができるよ!
リカちゃん:すご~い!

岩崎さん:その日は近所の人がもっとたくさん来てくれるよ。だからビールが集まりすぎちゃう(笑)。
パプママ:なんだかワタシも楽しくなってきたわ。
岩崎さん:既存の枠にとらわれない農家を目指しています!好きな言葉はNO残業!農業ってたいへんなイメージがあるでしょう?無理なく取り組める仕事にしていきたいんです。
パプママ:夜まで働いたらビールをゆっくり楽しむ時間、なくなっちゃうものね。
岩崎さん:その通り!

【直売所情報まとめ】

■ 野菜屋れいもん堂(レイモンドファーム)
西東京市住吉町6-12-8
知る人ぞ知る庭先直売所。6月から10月まで。販売している農産物はトウモロコシとエダマメのみ(あとお面)。冬から春は直売所はお休みで、ブロッコリーやニンジンなどを近所のスーパーに出荷している。最新情報はインスタグラムから。
https://www.instagram.com/8318raymondou/

【周辺のお散歩スポット】

■ 谷戸せせらぎ公園(西東京市谷戸町1丁目22)
ビオトープ池があって水遊びができるほか、昔ながらの手押しポンプの井戸も体験できる。向かい側の住友重機械工業の工場の敷地には40種類4,500本もの樹木があり、「発想の森」の名前で一部が一般開放されている。
https://goo.gl/maps/seHjTMXFJa3kRE1Z9

※今回のコラムシリーズは、生産者と消費者を結ぶ地域内流通と地産地消に焦点を当て、株式会社エマリコくにたちの皆様に執筆を依頼しました。
※イラスト:吉田紬麦

株式会社エマリコくにたち

菱沼 勇介/YUSUKE HISHINUMA

〒186-0004
東京都国立市中一丁目1番1号
℡ 042-505-7315
http://www.emalico.com/

BACKNUMBER

親子で楽しむ 『TOKYO直売所散歩』

RELATED ARTICLERELATED ARTICLE

トピックス

【第11回】ヤギのナチュラルチーズで新規就農! 東京の山地農業にも勝算あり「養沢ヤギ牧場」

トピックス

新春特別寄稿『都市に農地を創るときが来た』

トピックス

陽のあたる縁側 すぎのこ農園

トピックス

【第10回】目黒で農地を残すには?コミュニティの拠点として都市農地を守る  目黒区「八雲のはたけ」

トピックス

【第9回】小松菜400連作!「全量残さず出荷、それこそが一番のエコだと思う」 江戸川区 小原農園

トピックス

【第8回】落ち葉を重ねて数百年 『 武蔵野の黒ボク土』をコミュニティで掘り下げる! 三鷹市 冨澤ファーム

トピックス

【第7回】女性が主体となれる農業経営の仕組みづくり( 株式会社となったネイバーズファームの狙いと可能性)

トピックス

【第6回】馬と羊を飼い、穀物を育てる理想の有機農家をめざす

トピックス

【第5回】「多摩の酪農発祥の地」で、はぐくまれた有機農家たち。

トピックス

【第4回】肥料でも農薬でもない新しい資材「バイオスティミュラント」とは?

ページトップへ