帰国後、あきる野市で養蜂をスタート
アルゼンチンからの帰国の引き金になったのは、アフリカナイズドミツバチ、通称「キラービー」の猛威でした。攻撃性が強く獰猛で、人間の死亡例も多く、恐れられているキラービー。このハチがアルゼンチン北部まで勢力範囲を拡大し、従来のミツバチが激減。養蜂が出来なくなってしまいました。
帰国を決意した犬飼さんは、ぜひ関東で養蜂を始めたいと候補地を探し始めることに。もっとも養蜂に適していると感じたのが、あきる野市でした。山には山桜や藤の木、アカシアなどの花が咲き、近くには綺麗な水が流れる川もある。自然豊かで都心にも近いあきる野市で、第2の養蜂家人生がスタートしたのです。