広大な海に囲まれた小笠原は、おいしい海の幸にあふれています。小笠原の町に魚を届けてくれるのは漁師さんたち。父島には10代から70代までの40人ほどの漁師がいます。彼らが狙うのは、小笠原で一番の水揚げ量を誇るメカジキ。メカジキは高値で取引される魚ですが、釣り具を工夫すれば誰にでも釣り上げるチャンスがあります。そのため、若い漁師が早く自分の足場を固める、大きな助けになるのです。小笠原漁港では、メカジキのほかオナガ(ハマダイ)やヒメダイ、カンパチなどが水揚げされています。漁協を訪れたこの日、水揚げの様子を見学させていただきました。