東京の未来を拓く 若手リーダーたちが語る生産現場の「誇り」と「熱」
東京都が農林水産業の活性化と将来の担い手確保を目的に任命している、広報を担う若手リーダー「ミズとうきょう農業」「ミスターとうきょう林業」「ミスターとうきょう漁業」。
ステージでは、3名のリーダーからそれぞれの生業(なりわい)に対する熱い想いが語られました。
昨秋、東京の食文化の魅力を広く発信した恒例イベント「東京味わいフェスタ2025(TASTE of TOKYO)」。
10月24日、丸ビル1階マルキューブの特設ステージで行われたオープニングセレモニーでは、都心に息づく農・林・水産物の豊かさを象徴する3日間の幕開けが、高らかに宣言されました。
会場が司会者の呼びかけに応え、温かな笑顔に包まれるなか、野菜の詰め放題や環境配慮型のワークショップなど、東京の「食の今」を伝える多彩なプログラムが紹介されました。開会の挨拶に立った小池百合子東京都知事は、「東京の恵みを五感で楽しんでほしい」と語り、記録的な猛暑を乗り越えて届けられた東京産の食材一つひとつに敬意を表明。「東京は世界の胃袋を惹きつけている」と強調し、4会場で展開される多様な食文化の魅力を発信しました。
ステージには、東京の一次産業を牽引する若手リーダー「ミズとうきょう農業」「ミスターとうきょう林業」「ミスターとうきょう漁業」も顔を揃え、活気あふれる“東京の生産の顔”を象徴する幕開けとなりました。
東京都が農林水産業の活性化と将来の担い手確保を目的に任命している、広報を担う若手リーダー「ミズとうきょう農業」「ミスターとうきょう林業」「ミスターとうきょう漁業」。
ステージでは、3名のリーダーからそれぞれの生業(なりわい)に対する熱い想いが語られました。
写真左から、ミスターとうきょう漁業:西田さん、ミスターとうきょう林業:森谷さん、ミズとうきょう農業:梅村さん。
まず、農業代表の梅村桂さんは、都市農業ならではの魅力を次のように語りました。 「目の前の畑のすぐそばに住宅があり、そこに住む方々が皆さんお客さんなんです。毎朝の『おはようございます』から一日が始まり、『今日もお野菜ありがとう』と声をかけてもらえる。地域の人と顔を合わせながら続ける農業。それこそが東京の農業の魅力です」 都市に生きる人と人の距離の近さ、そして互いを支え合う関係性が、東京の「農」の原点であることを感じさせる言葉に、会場は温かな拍手に包まれました。
続いて、林業代表の森谷隼斗さんは「自然と共に働く厳しさと、それゆえの誇りを知ってほしい」と力強く呼びかけました。
また、漁業代表の西田圭志さんは「東京の海は広く、豊かな漁場から毎日新鮮な魚を届けている」と語り、東京が世界屈指の“海の都”でもあることを改めて印象づけました。
若手リーダーたちの熱いメッセージに続き、ステージには東京観光大使を務める三國清三シェフと山下春幸シェフが登場しました。三國シェフは、府中のキュウリ、練馬のトマト、八王子のナッツ、小平のレタスなど、東京産の食材を贅沢に取り入れた「東京ビーフと夢の大地ポークのブリオッシュバーガー」を披露。
その場で試食した小池知事は、「ぎゅっと東京ビーフが詰まっていて、これ以上の地産地消はありません」と満面の笑みで絶賛しました。
会場は、東京の食材が持つポテンシャルの高さに、改めて期待感が高まりました。
セレモニーの締めくくりを飾ったのは、環境に配慮したリユース素材のカップを掲げての乾杯でした。
小池知事を中心に、登壇者全員が声を揃えて「東京の食材を楽しみましょう!」と高らかに宣言。報道陣のカメラが一斉にシャッターを切るなか、会場の熱気は最高潮に達し、都心に息づく“東京のテロワール”を体感する3日間の祭典が、いよいよ華やかに幕を開けました。
行幸通りに足を踏み入れると、東京産の新鮮な野菜や果物、こだわりの加工品がずらりと並ぶマルシェが広がっていました。八王子市や国分寺市、そして豊かな自然が育む檜原村など、都内各地から集まった生産者が自ら店頭に立ち、来場者は旬の食材を手に取りながら、生産者との温かな対話を楽しみました。
会場には小池百合子東京都知事も訪れ、各ブースを丹念に回りながら生産者一人ひとりに声をかけました。
「こちらはどんな野菜ですか?」「立派ですね。いつ頃収穫されたものですか?」といった知事の親しみある問いかけに、出店者の皆さんの表情にも誇らしい笑顔がこぼれます。
知事は「東京の生産者が都心で直接消費者とつながれるこの場は、非常に意義深いものですね」と語り、活気あふれるマルシェの雰囲気を楽しまれました。
また、会場を彩ったのは東京産食材をふんだんに使ったキッチンカーです。できたてのメニューをその場で味わえる人気スポットとして、多くの来場者で賑わいました。
都心の真ん中が、まるで巨大な青空市場へと姿を変えたかのような光景。
まさに東京の“実り”と“笑顔”が鮮やかに交差する、心温まるひとときとなりました。
丸ビルマルキューブ前に設置された「野菜宝船」
(制作:JA東京あおば)

“野菜(yasai)には愛(ai)がある”をモットーに、おいしいWKWK(わくわく)♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。
オイシックスの初代バイヤーとして20年以上全国津々浦々駆け巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」「かぼっコリー」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。
2022年8月31日(やさいの日)に一般社団法人日本野菜テロワール協会をたちあげ、伝統野菜やご当地野菜など多様性ある野菜たちを伝道している。プロフェッショナル仕事の流儀、マツコの知らない世界、世界一受けたい授業、ほんまでっかTVなどメディア出演多数。



