先日スタッフと話していたら、「大根って味がない」の一言。全大根を代表(?)して猛然と反論すべく、次の日のまかないに作ったのがこちらの料理。大根に塩をして水分を出してから、強めの中火でじっくり焼き上げます。今回は豚肉を一緒に焼いてみましたが、とにかく大根がジューシーで甘い。前述のスタッフも「えっ、塩だけですか?大根がこんなにおいしいなんて!」と目をまるくしていました。
おかずにも、おつまみにも。食べ応えがありつつも軽いので、ごちそう続きで胃が重いときにも活躍してくれるはず。たくさんの大根をペロッと食べてしまいますよ。焼き方にコツがあるので、何度か作ってみてください。

材料(作りやすい量)

・大根(1.5センチ輪切り)   3枚
・豚肉(ロース厚切り)    1枚
・にんにく          1かけ
・塩             適宜
・黒胡椒           適宜
・マスタード         お好みで

作り方

① 大根は皮つきのまま1.5センチの厚さに切って、1枚に対し塩小さじ1/4弱を両面にふって、水分が出てくるのを待つ。豚肉は常温に戻し、筋に包丁を入れ塩をふる。にんにくはスライスする。

② フライパンに油を大さじ1(分量外)とにんにくを入れて、弱火にかける。にんにくの香りがしっかり立ったら火を強め、大根と豚肉を入れて焼きつける。数分して焼き色がついたらひっくり返す。途中、にんにくが焦げそうになったら大根や肉の上に避難させること。

③ 中火で焼く。豚肉は数分して、焼き目がカリッとついて、竹串で刺し透明な汁が出たら引き上げる。大根は10分ほど火にかけ、両面にいい焼き色がつき、竹串がすっと刺さったら出来上がり。ジュワジュワと大根が水分を出しながら香ばしく焼ける音を確認しながら焼くとよい。皿に移し黒胡椒をひいて、お好みでマスタードをそえてどうぞ。

POINT

▪大根の甘みがこれでもか、と出るので、大根の部位は上のほうより、真ん中からやや下くらいがおいしいです。青首大根を使いましたが、三浦大根で作るのもおすすめ(実がつまっていて水分が多いので、少し薄くするとよいです)。
▪強めの中火で焼くのがポイント。火が強いと中まで柔らかくならないうちに焦げ、また火が弱いと水分が出すぎて焼き色がつかない。先に焼き色がついたら火を弱め、中までしっかり火が通るようじっくり焼いてください。

使用した東京産食材

・ダイコン(青首大根)   東京都小平市産
・豚肉(TOKYO X)

[購入場所] JA東京むさし 小平ファーマーズマーケット
https://www.jatm.or.jp/economy/kodaira.php

料理家 エッセイスト

藤原 奈緒/NAO FUJIWARA

Cooking heals yourself. “料理は自分の手で自分を幸せにできるツール”という考えのもと、商品開発やディレクション、レシピ提案、教室などを手がける。
東京・小金井市で「あたらしい日常料理 ふじわら」という
家庭のための調味料のブランドを主宰。
共著に「機嫌よくいられる台所」(家の光協会)がある。
https://nichijyoryori.com/
https://www.instagram.com/nichijyoryori_fujiwara

家庭のごはんをおいしく、手軽に。
ふじわらのおいしいびん詰めは、オンラインストアと実店舗・全国の取扱店にて販売中。
https://fujiwara.shop/

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野菜がおいしい!藤原奈緒の直売所からはじめるレシピ

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