「可搬式コンテナ緑化技術」が、COOL CHOICE LEADERS AWARD2018 優秀賞を受賞

 2014年から群馬大学と緑化森林科植木チームの共同研究を行っている「可搬式緑化による猛暑時の快適空間形成技術に関する実証的研究」が環境省のCOOL CHOICE LEADERS AWARD2018において優秀賞を受賞しました。表彰式は2019年2月7日に行われました。本研究は都市部の夏季の気温は年々上昇する傾向にあり、そのため緊急の猛暑対策が必要になっています。特に、2020年に行われるオリンピックやパラリンピックの開催時期も猛暑日が予想される期間になることから、効果的な対策が望まれます。しかしながら、都市全体をクールダウンすることは難しく、人が集う部分に局所的に涼しい空間を提供する技術が必要です。そこで、移動できる大きなコンテナの中に樹木を植え付け、樹木による良質な木陰とミストを組み合わせることで、涼しい空間をつくります。コンテナには多摩産材のベンチが付いており涼しい空間で休むことができる構造になっています。また、コンテナには大きなキャスターが付いており、移動したときには簡単にベンチを折りたたんで、移動させることが可能です。設置中は動かないような仕組みになっており、十分な耐風性能があります。これを複数台設置することで、涼しい空間を街中に簡単につくり出せます。

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