東京ウドで食卓に春を呼ぼう(前編)

日本原産の野菜で今が旬のウド。独特の歯ごたえと香りがあり、きんぴらや天ぷらにすると美味しい野菜です。江戸時代には栽培が始まっていたとされ、初物を楽しむ江戸っ子には粋な食べ物として親しまれていたといいます。
現在でも東京の特産野菜として知られる東京ウドは、室(ムロ)と呼ばれる地下で育てられるため真っ白な色をしています。太陽の光を浴びて育つ山ウドと比べて、あくが少なく上品な苦味と優しい甘みがあります。

今回は前編・後編に分けて、東京ウドを使った料理です。前編では、皮や細い枝部分をきんぴらに、柔らかい先端の芽の部分を天ぷらにします。後編では茎の部分をサラダにします。
東京ウドは捨てるところがほとんどありません。あくが少なく処理が簡単で毎日の食事にも取り入れやすいので、ぜひ挑戦して食卓に春を呼び込んでみてはいかかでしょうか。

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