HUNTING

小松菜の基本情報

小松菜(生)小松菜(ゆで)
エネルギー1415
脂質0.20.1
炭水化物2.46.8
食物繊維2.51.9
カリウム150500
カルシウム28170
鉄分2.12.8
βカロテン693100
ビタミンB10.040.09
ビタミンB20.030.13
ビタミンB60.090.12
ビタミンB1200
ビタミンK8210
ビタミンC1039
葉酸53110
ビタミンE0.90.9

<栄養タップリ!将軍様お気に入りの野菜>
小松菜の名称は東京発祥で、今でも年間出荷量全国第2位を誇っています。
徳川吉宗公が鷹狩りに出かけた際、小松川村で休息し、この地で取れた青菜を彩りにあしらった餅のすまし汁を供したところ、いたく気に入り、“小松菜”と名付けたとのことです。

大根や菜の花と同じアブラナ科で、4枚の花びらが十文字に咲くのが特徴です。栄養価は緑黄色野菜の中でも群を抜いていて、ビタミンや鉄分やミネラルが豊富で、特にカルシウムは、他の野菜に比べてとびぬけて多く含まれています。

HUNTINGvol.1

小松菜の研究施設に潜入!

小松菜研究の最前線!

東京で小松菜の品種や栽培方法を研究している東京都農林総合研究センター江戸川分場に行ってまいりました。こちらでは、小松菜と朝顔、ポインセチアを中心に安定生産や新製品の開発などに取り組んでいます。
敷地内はとても広くて、東京にこんな空間があったなんて、とても想像がつきませんでした。
今回は、小松菜を中心に研究している森研史さんにご案内していただきました。

わ~!
ひろ~い!

小松菜の品種

現在東京で栽培されている小松菜の品種は約10種類ほどあるそうですが、江戸東京野菜に指定されている昔の品種は2品種です。
『ごせき(後関)晩生小松菜』という品種は、小松菜の名前の由来となった小松川地区のある江戸川区や、比較的多くの農地を残す東京西部で栽培されています。世田谷区、大田区の固定品種とされているのが『城南小松菜』。どちらも葉が横に広がりやすく、柔らかくて傷つきやすいので天候や虫の害にやられやすく、収穫後の品質を保持するのも難しいため、育てる方が減ってきました。
現在の小松菜は、おいしさと育てやすさを考え、同じアブラナ科のチンゲンサイやターサイなどを掛け合わせることが多いそうです。

小松菜食べ比べ

生の小松菜を味見させていただくと、確かに、チンゲンサイやターサイのニュアンスが強いものもありました。小松菜は冬の方が甘いけど、夏の小松菜の苦みには身体が必要とする成分を多く含むそうです。

ところで、種苗会社さんの種のリストを拝見したら、小松菜は「ツケナ類」にカテゴライズされてました。野沢菜やチンゲンサイなど漬物で見かける葉物野菜の仲間で、今回はそのうちの4種類について、塩とほんの少しの砂糖で漬けた「いなむら」「里しずく」「乃木坂」「なっちゃん」という可愛らしい名前の小松菜を比較試食させていただきました

うま味とほろ苦さが、野沢菜とか高菜に似ています。
苦みが少ない「里しずく」が好きでしたが、ほろ苦さもアクセントになるので、料理によっては他の品種もいいなぁと迷いました。
白いご飯が食べたくなる味でした!

さん

島田さん

小松菜まとめ

東京で栽培される小松菜にもたくさんの品種があって、それぞれ違った味わいがありました。季節や保存方法によってさまざまな美味しさを味わえる小松菜。とても奥深い食材でした!

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