緒方湊プレゼンツ 食育クイズ!

PART-2

食育に関するの基本的な考え方や
知ってほしいQ&Aをクイズ形式でまとめました。
ぜひ皆さんでチャレンジしてみてください!
PART-1 はこちら

  • 初級編
  • 中級編
  • 上級編

初級編

01

東京都大島で行われている「栽培漁業」で育成している貝(フクトコブシ)について、次のうち「栽培漁業」の放流貝はどちらでしょうか?

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正解:① です。

白くなっている方が栽培漁業で育てた貝です。
貝殻の色は成長の過程や食べた餌によって変化するため、「栽培漁業」の放流貝は見分けることができます。人口飼育中の配合飼料や藻類の種類による影響で、貝殻は白くなります。
東京都大島は、東京から南へ約120kmの太平洋に浮かぶ伊豆諸島で最も大きい島で、近くを黒潮が流れているため、海水温は冬でも15℃くらいあり「栽培漁業」が盛んです。この「栽培漁業」とは、卵から稚魚(魚の赤ちゃん)になるまでの一番弱い時期を人の手で守り、その後に自然の海に稚魚を放流し、成長したものを獲る漁業です。海の資源の維持増大と、都民に新鮮な海の幸を安定的に供給することができます。

出典
02

化学肥料と違い、有機質肥料を使うとどんな良いことがあるのかな?

  • ① 保水性や透水性が良くなり、ふかふかで良い土になる。
  • ② 即効性があり、少ない肥料で効果がある。
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正解:① 保水性や透水性が良くなり、ふかふかで良い土になる。

保水性や透水性が良くなり、ふかふかで良い土になります。有機肥料は完熟堆肥になるまで1か月以上かかるので、待つことが必要ですが、自然の営みの中で堆肥を作るので、化学肥料より二酸化炭素の排出量が少なくなります。

出典(参考)
03

農薬や化学肥料に頼ることなく自然な土づくりを行い環境への負荷(ふか)をできる限り減らす農業のことを何農業と言うかな?

  • ① 有機農業
  • ② 天然農業
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正解:① 有機農業 です。

有機農業により生産された農産物は、JAS(日本農林規格)に適合すると有機JASマークが付けられます。有機JASマークは太陽と雲と植物がイメージされています。
また、「オーガニック食品」と表示されているものもあります。
東京都でも「東京都エコ農産物認証制度」により、化学合成農薬と化学肥料を削減して栽培された農産物であることを認証する制度を実施しています。野菜や果樹等68品目を対象に、化学合成農薬と化学肥料を下の表のとおりに削減して生産した農産物を認証し、認証マークを付与することを認め、消費者が選びやすいようにしています。

出典(参考)
04

途上国でつくられた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することを指す言葉はどれ?

  • ① フェアトレード
  • ② グローバルスタンダード
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正解:① フェアトレード です。

途上国の製品を適正な価格で継続的に取引するフェアトレードは、その地域の人々の生活改善や経済格差の解消につながる、エシカル消費の代表例ともいえる貿易の仕組みです。
日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたり、生産する人の健康に害を及ぼしたりといった事態が起こっています。
フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。
東京都では、エシカル消費をより多くの都民に広げていくため、「TOKYOエシカル」を令和4年度にスタートさせました。詳しくは、以下出典をご覧ください。

出典(参考)

中級編

01

農作物の食品安全や、環境保全、適切な労働管理など、持続可能な農業と食の安全を実現するための取り組みをなんというのかな?

  • ① GAP
  • ② WFP
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正解:① GAP です。

Good Agricultural Practice(良い農業の実践)の略でGAPが正解。
GAPとは「Good(良い)Agricultural(農業)をPractice(実践)する」の略で、「良い農業の取り組み」という意味です。農産物の安全性はもちろん、環境に優しい農業や、適切な労務管理など、農業活動全般における取り組みのことを指しています。
東京都では、東京都GAP認証制度という東京都知事が認証するGAPの規格があります。国の認証項目はすべて網羅したうえで、東京ならではの都市農業に関する項目が審査項目として追加されています。
②のWFPは国連世界食糧計画です。

出典
02

東京都の畜産は、江戸時代末期から明治当初にかけて区部を中心に始まり、その後、多摩地域、島しょ地域に広がりました。現在は、多摩地域を中心に畜産が営まれています。東京ブランド畜産物といえば、何でしょうか?

  • ① 豚肉
  • ② 鶏肉
  • ③ 卵
  • ④ 牛乳
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正解:すべて

東京都の畜産業は、都民に新鮮で良質な畜産物を供給するために、昭和30年頃の都市計画により、首都圏の外側にグリーンベルトとして構想されたエリアで盛んに行われてきました。都市化の進展で、畜産農家戸数は大幅に減少していますが、現在でもさまざまな工夫により、意欲的な生産者が頑張っています。

出典
豚肉「トウキョウX(TOKYO X)」とは
肉質に優れた特徴を持つ3品種の豚(北京黒豚、バークシャー種、デュロック種)を掛け合わせ、それぞれの特徴(良質な脂肪、細かい筋繊維、豊富な脂肪交雑)を併せ持つよう改良された豚です。質を重視して改良された肉は臭みがなく風味、味わいに優れ、特に豚肉の味を左右する脂肪は良質です。
出典
  • 東京都農林水産振興財団「トウキョウX(TOKYO X)」
鶏肉「東京しゃも」
江戸時代から続く東京の名物料理「シャモ鍋」や、正月のおせち料理、雑煮などで有名な「東京しゃも」は、地理的表示(GI)保護制度に基づく登録を受けています。東京しゃもの肉は堅く引き締まっており、脂肪分が少なく、一般の鶏肉に比べて、長期間(20週)飼育するので、味わいが濃く、特に鍋料理の素材にするとよく出汁が出て、見た目も上品な油の浮き具合になります。
出典
  • 東京都農林水産振興財団「東京しゃも」
鶏卵「東京うこっけい」
江戸時代初期、薬効を記した薬学書とともに中国から渡来した「烏骨鶏」は、肉や卵が薬膳料理の素材として珍重されており、漢方の効能も謳われている鶏です。品種改良により産卵能力を高めた「東京うこっけい」は都内農家に広く普及しており、烏骨鶏卵は東京ブランド畜産物として人気です。
出典
  • 東京都農林水産振興財団「東京うこっけい」
牛乳「東京牛乳」
牛乳は昔から新しい物好きの江戸っ子や外国人に好まれていて、明治時代には飯田橋や文京区界隈など都心部にも牧場があり、たくさんの牛が飼われていました。現在、東京には45軒の酪農家がいて(2022年現在)毎日、生乳を出荷し牛乳工場に運ばれ、検査や殺菌などをして次の日には「東京牛乳」としてスーパーに並び、新鮮な状態で届けられます。
出典
03

田畑で雑草(レンゲなど)を栽培し、刈り取らずにそのまま土と一緒にたがやして肥料にすることを何と言うかな?

  • ① 草肥
  • ② 緑肥
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正解:② 緑肥(りょくひ)です。

緑肥には、土に有機物や栄養を補給する働きや、微生物を増やす効果があります。
そのほかにも水はけが良くなったり、植物を病気にさせる小さな虫などの発生を抑える効果も期待できます。
緑肥って環境にやさしいことを覚えていてね。
レンゲ(マメ科)のほかにも、イネ科やアブラナ科などの緑肥作物があり、生産者は目的にあったものを選んでいます。

出典(参考)
04

日頃お店で売っている食品(生鮮食品を除く)を買うと、原材料名が表示されています。それはどのような順番で記載されているでしょうか?

  • ① アイウエオ順に記載
  • ② 使用量の多い順に記載
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正解:② 使用量の多い順に記載 です。

お菓子の箱に「小麦粉(国内製造)、砂糖、マーガリン、チョコレートチップ(乳成分を含む)、卵、食塩」と表示されていた場合、小麦粉が一番多く含まれているお菓子ということになります。

出典

上級編

01

日本の自給率が低いと何が困るのでしょうか?

  • ① 食料は健康を維持するため、毎日新しいものを入手して食べなければならないから。
  • ② 中国やタイ等、アジア諸国が日本より高値で食料を購入するため、日本が買い負けてしまい必要量を輸入できなくなりつつあり、未来までずっと、輸入が安定している保証はないから。
  • ③ 世界の人口は途上国の経済発展に伴い、2050年には100億人を超えるという試算もあり、他国の食料需要が増えていくから。
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正解:すべて

日本は先進国(カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の7か国)の中で自給率が最低の38%。ちなみに、カナダ255%、オーストラリア233%、アメリカ131%になります。
衣食住の中で、食料だけは毎日新しいものを入手して食べていかなければなりません。食料の生産は農地や水、太陽の光などの自然環境を利用します。そのため、世界中で発生している感染症の流行や、家畜疾病の流行、自然災害、異常気象、戦争、アジア地域の物価高騰等により、日本が安定して輸入ができなくなりつつあります。世界の人口は1970年には約37億人でしたが、現在は77億人と倍以上に増加、途上国の経済発展に伴い、2050年には100億人を超えるという試算もあり、他国の食料需要が増えていきます。食料はいつでも輸入できるとは限らないことを理解して、出来るだけ国内で作るようにしながら、輸入と、いざというときのための備蓄とセットで考えることが大切です。

出典(参考)
02

お米を作る水田の維持で実現できることについて、下記で当てはまる答えはいくつある?
・生物多様性を守る
・稲作文化を守る
・景観を守る
・洪水など、自然災害を防ぐ

  • ① 2つ
  • ② 4つ
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正解:② 4つ です。

正解は4つ全てです。
ごはんとして食べるお米の消費量は年々減少していて、使われない水田が増えています。水田は“自然のダム”と言われ、稲を育てるだけではなく、大雨の時など水を蓄えて洪水を防ぐとともに、多様な生物のすみかになっています。水田を維持することは水害など自然災害を防ぐとともに生物や文化、景観を守ることにつながります。ちなみに、東京都の耕地面積6,410haのうち、水稲は120ha、1.8%しかありません。東京の田んぼも守っていきたいですね。

03

米粉を使ったパンや麺を食べると、食料自給率アップにつながります。
1人が1ヶ月の間に、国産米粉パンを何個食べると、自給率が1%アップするでしょうか?

  • ① 3個
  • ② 10個
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正解:① 3個 です。

日本の食料自給率(カロリーベース)は37%で、先進国の中では最低です。
多くを輸入に頼っている小麦粉を国産米粉に切り替えれば、食料自給率の向上に貢献することになります。ちなみに、国産米粉パンを1人が1ヶ月3個食べると、自給率が1%アップするとされています。

※パンの原料である小麦粉(輸入)を国産の米粉で代替するとし、パン1個に使用する米粉量を80gとして試算


出典
TOKYO JAPAN
米粉パンを食べよう!「TOKYO JAPAN キャンペーン」サイトでは、東京都を中心に、米粉を使ったパンやスイーツのお店の紹介や、お得なキャンペーン情報などを発信しています。
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04

「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。現在、日本で国民一人当たり食品ロス量は、1日どれくらいかな?

  • ① 約66グラム(お茶碗半分)
  • ② 約113グラム(お茶碗1杯分)
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正解:② 約113グラム(お茶碗1杯分)

毎日1人当たりお茶わん1杯分に近い約113グラム、年間だと約41キロもの食品ロスが発生しています。(令和2年度)
家で食品ロスを出さないだけでなく、買い物やお店でごはんを食べる時も意識することが大切です。例えば、食べ物を買うお店や食べるお店では、すぐに食べるものは賞味期限(しょうみきげん)や消費期限(しょうひきげん)の近い順に買ったり、食べきれる量だけ注文したり、みんなのちょっとした行動が食品ロスを減らすことができます。
東京都では、食品ロスを少なくするため、ご家庭で取り組める食品ロス削減を「東京食品0(ゼロ)アクション」として紹介するなど、様々な取組を行っています。

出典

緒方湊プレゼンツ『食育クイズ』PART-1

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