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食育に関するの基本的な考え方や
知ってほしいQ&Aをクイズ形式でまとめました。
ぜひ皆さんでチャレンジしてみてください!
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江戸時代には栽培されていた、長い歴史を持つ東京の野菜はどれでしょう?
- ① ブロッコリー
- ② 小松菜
- ③ 白菜
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正解:② 小松菜 です。
小松菜は、江戸時代から東京(当時は「江戸」と呼ばれていました)の周辺で栽培されてきた伝統的な野菜の一つです。この野菜は、緑が濃く、葉が柔らかいことが特徴で、栄養価が高く、独特の甘みがあります。江戸時代においては、栄養価が高く保存も利くため、庶民の食生活において重要な役割を果たしてきました。
出典
後関晩生小松菜(伝統小松菜)
冬場でも栽培しやすく、霜にあたると旨味が増すことから、関東周辺で盛んに栽培されるようになり、早生、晩生の多くの品種が生まれました。現在、一般流通されているコマツナのほとんどは、病害虫に弱いなどの伝統小松菜の弱点を解消するために、中国野菜の青梗菜などとのかけ合わせで作られた品種といわれています。
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きゅうりの特徴として正しいのはどれでしょう?
- ① 野菜の中では水分が少ない
- ② ビタミンCを含まない
- ③ カロリーが非常に少ない
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正解:③ カロリーが非常に少ない
ギネスブックにも「最も熱量が低い(ローカロリーな)果実」として掲載されています。低カロリーですが、カリウムやビタミンKなどの栄養素がキチンと含まれています。
東京では江戸時代から栽培されており、高井戸白キュウリ、馬込白キュウリ等の伝統野菜(江戸東京野菜)として現在でも食べることが出来ます。
出典
馬込半白キュウリ
上部が緑色で、そこから先に向けてだんだん白くなるこのキュウリは、馬込村(現在の大田区馬込地区)が発祥。馬込村では、昔から大井節成(ふしなり)キュウリが多く栽培されていましたが、明治時代に馬込中丸の篤農家・河原梅次郎が、この大井節成キュウリにウリを掛け合わせて改良したのが「馬込半白キュウリ」です。長さは20~25㎝程で現在のキュウリに比べて太く、両端が丸いのが特徴。キュウリ本来の風味が強く、みずみずしくパリッとした食感があり、古くからぬか漬けに使われてきました。生に味噌を付けたり、薄切りにしてサラダや和え物にしたりしてもおいしく味わえます。
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夏が旬の「トウモロコシ」。その「トウモロコシの粒の数」と同じものはどれでしょう?
- ① トウモロコシのヒゲの数
- ② トウモロコシの種が実になるまでの日数
- ③ トウモロコシの葉の数
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正解:① トウモロコシのヒゲの数 です。
トウモロコシの粒の数とトウモロコシから生えているヒゲの数は同じです。ヒゲの正体はトウモロコシの「めしべ」で、ひと粒から1本ずつ生えています。だから、粒の数とヒゲの数は同じになるのです。
東京でトウモロコシを栽培していて、特にあきる野市五日市街道沿いの「とうもろこし街道」と呼ばれる一帯は一大生産地です。
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ニンジンの仲間はどれでしょう?
- ① ダイコン
- ② パセリ
- ③ トマト
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正解:② パセリ です。
ニンジンは「セリ科」という植物の仲間で、セリやパセリ、セロリと同じ仲間です。ニンジンの食べている部分は根っこで、セリやパセリは葉や茎なので、ぜんぜんちがうように見えますが、花はそっくりです。
東京の伝統野菜として、馬込三寸ニンジンがあります。馬込三寸ニンジンは、煮物はもちろん、生でもおいしく食べられます。
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江戸前寿司に使われる魚は、どこで獲れた魚でしょう?
- ① 東京湾
- ② 北海道の海
- ③ 大阪湾
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正解:① 東京湾 です。
江戸前とは、江戸の目の前の場所という意味でしたが,そこから東京湾内奥のその海でとれた新鮮な魚類のことを言うようになりました。江戸時代にお寿司が良く食べられるようになると、生きのいい魚を使った握りずしを特に「江戸前」というようになりました。
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"食事の栄養バランス" ってどんな意味?
- ① 皿にたくさんの食べ物を積み重ねること
- ② 主食、主菜、副菜を揃えて食べること
- ③ おいしいものを選んで食べること
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正解:② 主食、主菜、副菜を揃えて食べること
栄養バランスのとれた食生活のためには、主食・主菜・副菜を組み合わせることが大切です。さまざまな食材を選んで食事をしましょう。
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東京の漁師たちは、一年中同じ魚を獲っているでしょうか?
- ① はい
- ② いいえ
- ③ 魚は夏にしか獲らない
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正解:② いいえ です。
海の生物は、季節によって水温や海の環境が変わるため、一年を通じて生活する場所や活動パターンが変わります。漁師さんは、それぞれの季節に合わせた漁を行います。東京湾や伊豆諸島など、東京都内やその周辺の海域では、季節によって様々な魚が獲れます。
例えば、伊豆諸島では、春はトビウオやカツオに始まり、夏にはアカイカやタカベ、テングサなどの海藻類、秋にはムロアジ、冬にはメダイやクロマグロなどが多く獲れるようになります。(キンメダイなど、季節的な変動が少なく周年獲れる魚もあります)
漁業の季節性は、自然のリズムに合わせた持続可能な漁業の実践、私たちの食文化の豊かさ、そして海の生態系の保護に直結しています。
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式根島で養殖されているタイの名前は何ですか?
- ① 式根波平君
- ② 式根鯛平君
- ③ 式根真鯛君
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正解:② 式根鯛平君 です。
この名前は、式根島の小学生が付けてくれた名前です。
式根鯛平君は式根島の海水が循環する魚の育成にとてもいい環境の中で、ストレスなくすくすくと育ち、バランスの良い配合飼料を食べながら大きくなります。お刺身としても焼き魚としてもとてもおいしいタイです。
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東京都で新しく農業を始めた人の数は増えたでしょうか?減ったでしょうか?
- ① 増えた
- ② 減った
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正解:① 増えた です。
東京都では、令和3年度の新規就農者の数は67名で、令和2年に比べ21人増えています。消費地に近い「東京ならでは」の農業を目指して、都内の農地を借りて農業を始める農外からの就農希望者が増え、新たな担い手としての期待が寄せられています。
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中食とは何でしょう?
- ① お昼ごはん
- ② 調理済みの料理を買って食べること
- ③ 中くらいの量の食事
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正解:② 調理済みの料理を買って食べること です。
中食とは、惣菜店、弁当屋、コンビニエンスストア、スーパー及び外食店のデリバリー(宅配・出前)等で調理済みの料理を購入して家や職場などで食べる食事のことをいいます。
中食も、上手に選ぶことで、栄養バランスのよい食事をそろえることができます。中食を選ぶ際には、主食・主菜・副菜を組み合せることが大切です。また、不足しがちな野菜を手作りの料理でプラスする等、家庭料理と組み合わせるとより食事バランスのアップにつながります。
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東京湾で見られるが絶滅の危機に瀕している魚で、保護活動が行われている種類はどれでしょう?
- ① トビハゼ
- ② チヌ(クロダイ)
- ③ シーバス(スズキ)
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正解:① トビハゼ です。
東京湾奥部には、日本の北限のトビハゼが生息しています。かつてこの一帯には広大な干潟がひろがり、多くのトビハゼが生息していたようです。
しかし、高度経済成長期の大規模な開発にともなう埋立てや水質汚濁などにより生息数が減少したため、現在トビハゼは絶滅危惧種となっています。そこで、最寄り水族館が中心となり保護活動を行っています。
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江戸時代に、鑑賞用として日本に伝わった野菜は?
- ① かぼちゃ
- ② トマト
- ③ にんじん
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正解:② トマト です。
南米原産のトマトは、江戸時代に観賞用として日本に伝わりました。家庭で食べられるようになったのは、昭和に入ってからだといわれています。
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東京都内で普段仕事として主に自営農業をしている人の平均年齢は、何歳でしょう?(令和2年度)
- ① 61.7歳
- ② 64.1歳
- ③ 65.6歳
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正解:③ 65.6歳 です。
東京都でも農作業者の平均年齢は上がり続けていて、10 年間で 1.5 歳上昇しています。また、後継者不足も大きな問題で、これからの東京の農業を維持する為には、大きな不安要素となっています。
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持続可能な農業で当てはまらないのは次の内どれでしょう?
- ① 有機農業の奨励
- ② 農畜産物の消費拡大
- ③ 同じ作物を繰り返し育てる
- ④ 地産地消の推進
- ⑤ 食品ロスの削減
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正解:③ 同じ作物を繰り返し育てる です。
同じ作物を繰り返し育てることは、土壌の栄養分を枯渇させ、害虫や病気の拡散を助長する傾向があり、持続可能性に対する脆弱性を高めます。
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日本の人全員がごはんを1日にもう一口(14g)食べると食料自給率は、何パーセント上がるでしょうか?
- ① 0.1%
- ② 1%
- ③ 30%
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正解:② 1% です。
「⾷料⾃給率」とは、国内で消費される⾷べ物が、どれくらい⾃分の国でまかなえているかを⽰す割合のことです。⽇本はこれまで、世界中から⾷べ物を⼤量に買ってきましたが、近年では豊かな国が増え、他の国が買う⾷料の量も増えています。
また、⽇本は⾷料や燃料、肥料などの資材を外国からの輸⼊に頼っているため、外国での異常気象や国際情勢などの影響を受けやすくなっています。これからも安定して⾷べ物を確保していくためには、国内で生産できるものはできる限り国内で生産し、国産の食べ物を積極的に食べて食料自給率の向上を図っていくことが重要です。
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東京都が開発したブランド魚「奥多摩〇〇〇」の〇〇〇に入る魚は次の内どれでしょう?
- ① あゆ
- ② やまめ
- ③ いわな
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正解:② やまめ です。
ヤマメは、姿・形の美しさや味の良さから「渓流の女王」と呼ばれ人気の高い魚です。しかし、ヤマメは成魚でも小型なことから、塩焼きで食されることがほとんどでした。
1998(平成10)年に旧東京都水産試験場奥多摩分場にて、当時の先端技術を活用し、大型となる3倍体ヤマメ「奥多摩やまめ」が開発されました。大型化によって、刺身や寿司の、ムニエルなどの料理で味わうことができるほか、燻製や干物などの加工品も商品化されています。また、通常のヤマメに比べてタンパク質や脂肪が多く含まれています。そのため、成分の季節的変化が少なく、肉質が安定しており、産卵期の腹部の厚みが落ちることがなく、一年中おいしく食べられます。
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