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HUNTING

鮎

鮎の基本情報

食品成分
廃棄率45%
エネルギー100kcal
水分77.7g
たんぱく質18.3g
脂質2.4g
炭水化物0.1g
灰分1.5g
重量100g

鮎は清流の女王と呼ばれ、淡水魚のイメージですが、川で産卵・ふ化した稚魚が、冬海で成長し、再び川に遡上します。スイカの香りがすると言われています。
英語名は「ayusweetfish」。

HUNTING

多摩川の鮎をハント!

安永組合長と鮎釣り名人の小峰さん

清流の女王「鮎」が多摩川に!

姿が美しく、味も良いことが知られる鮎は、「清流の女王」と呼ばれ、万葉集で歌に詠まれ、古くから日本人に愛されてきました。

多摩川に天然鮎がいると聞き、秋川漁協へ伺いました。
安永組合長と鮎釣り名人の小峰さんにお話を伺わせていただきました。

秋川の鮎

秋川の鮎

献上されていた鮎

秋川は、多摩川の上流部ですが、昔は冬になると川が凍り、川辺に氷室がありました。
明治時代には製氷会社があったことから、漁獲された鮎を東京に持ち帰りやすい環境にあったことが推測されます。
古くは、将軍家に献上された記録もあり、多摩川や秋川では大消費地である江戸に鮮度を落とさず高品質の鮎を供給できる場所として知られてきました。
昔から、おいしい鮎として知られていたんですね。

「清流めぐり利き鮎会」出品用の鮎

出品用の鮎

年に一度、日本全国から美味しい鮎を集め食べ比べて川の環境を考えるイベント「清流めぐり利き鮎会」が開催され、秋川の鮎は準グランプリに輝いたことがあるそうで、今年出品する鮎を見せていただきました。
北海道から九州の川からの出品で、温度差で鮎の生育状態が異なるため、冷凍状態で出品するそうです。
気になる鮎が居たので手に取ってみました。
背びれに黒い縞模様が入っているの、分かりますか?
これは縄張りを持つ強い鮎の印だそうです。他の鮎が近づいてくるとヒレを広げて威嚇するそうです。
この他にも強い鮎は、苔をたくさん食べているせいか、黄色みが強くなり、中には全身が黄金色に見える鮎が居るそうです。

鮎が苔を噛んだ跡。筋状になってます。

鮎が苔を噛んだ跡。筋状になってます。

友釣りってどんなの?

海の釣りは釣り糸の先の針にエサを付けて釣るのが一般的ですが、鮎は岩に生えたコケを歯でこそげて食べるので、針にエサをつけません。
優美な姿とは違い、縄張り意識の強い魚で、苔を独り占めしたいので、縄張りに入って来る他の鮎に向かって体当たりして追っ払います。
この習性を利用して、生きているオトリの鮎を針に引っ掛けて、わざと縄張りの辺りを泳がせて、体当たりしにきた鮎をひっかけて釣るのが友釣りです。
ちなみに過去、多摩川では様々な漁法があったそうです。

「もじ」と呼ばれる漁具です

もじと呼ばれる漁具です

秋川漁協管内では、今でも組合員のみ、免許された漁業権の範囲で、漁業権行使規則により「眼がね」または「さくり」と呼ばれる泳いでいる鮎をひっかけて釣る方法や、「瀬張り」という伝統漁法が、実施されています。
「瀬張り」は、産卵のために川を下る鮎の通り道をふさぎ、「もじ」と呼ばれる蔓で編んだ筒状の漁具に鮎を追い込む漁法で、前に進んでしか泳げない鮎の習性を利用したものです。

鮎の友釣りにチャレンジ 鮎の友釣りにチャレンジ 鮎の友釣りにチャレンジ

鮎の友釣りにチャレンジ

島田も早速、鮎釣りをさせていただきました!ちなみに人生初の釣りです。
秋川では漁業権が設定されているので、まず遊魚券を購入します。
川の中に入るので長靴とズボンが一体化している「ウェーダー」を着用します。
この日は小雨が降っていたので、中に雨カッパを着て、帽子を貸していただきました。
小峰さんが、目にもとまらぬ速さでオトリ鮎を付けてくださいました。
竿が長いので、ずっしりします。
竿の先にオトリの生きた鮎が泳いでいるので、犬の散歩をしたときにリードの先に、生き物がいる感覚を思い出しました。
生きている鮎を泳いでいる鮎の居る辺りに誘導するのですが、小峰さんには、川の中の鮎が見えているようで、スーッと動かしていきます。

スイカの匂いがする!!

スイカの匂いがする!!

うわ。楽しい!!
鮎はシーズンになると漁協で何回かに分けて放流しているので、 放流直後は多い人は1日60尾、釣れない人でも10数尾釣れるそうです。
放流のスケジュールは漁協のホームぺージで確認できます。

秋川漁業協同組合 > http://akigawagyokyo.or.jp/

遡上する江戸前鮎

江戸前鮎

鮎は、秋になると川で産卵し、生まれたての小さな鮎は海に下って成長し、春ごろ河口付近に集まってきて群れを作って遡上します。1年で成熟し、産卵行動を行なうと命を終えるため「年魚」とも呼ばれます。
多摩川の鮎で海から遡上してきた鮎のことを「江戸前鮎」と呼んでいます。
戦後、川の護岸工事や生活排水の影響で魚類がほとんどいなくなり、遡上する鮎が姿を消したそうです。
昭和50年代頃から川の美化・浄化活動が始まったことによって水質が改善され、多摩川を天然遡上する江戸前鮎が増えてきました。
現在、東京の鮎は、多摩川をはじめとして、荒川、江戸川水系を中心に分布していて、河川の水質がきれいになってきていることから、神田川や柳瀬川にも姿が見られているそうです。
毎年多くの江戸前鮎が遡上してきますが、上流域まで到達する鮎は少ないため、江戸前鮎が遡上できるように、行政、漁協など川に携わるさまざまな人々の協力で川の環境を整えています。

福生の「浜膳」「夏の西多摩にぎわい膳」 多摩川の鮎を食べてみたよ! 福生の「浜膳」「夏の西多摩にぎわい膳」

多摩川の鮎を食べてみたよ!

福生の「浜膳」さんで、秋川漁協の鮎が使われていると伺い訪れました。
西多摩産の食材を季節ごとに使用した「夏の西多摩にぎわい御膳」の中に、秋川の鮎の塩焼きがあります。
地元の蒸し野菜などが彩りよく盛り付けられて、西多摩のおいしいものがギュッと詰まってます。
鮎を早速いただきました。頭からかぶりつきました。
ふっくらホクホクした白身と、多摩川や秋川の苔を食べて育っているせいか、ほんのり風味があり、内臓の苦みとのバランスが心地よいです。

▽レシピ「焼き鮎の炊き込みごはん」のページはこちら
 https://tokyogrown.jp/recipe/detail?id=675283

 小峰さん

 安永さん

秋川鮎

多くの人が鮎釣りを楽しめるようにして、秋川鮎を地域の特産品としたいです(安永さん)

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