緒方湊の誌上セミナー

STUDY 34

都内でタケノコ掘りが出来る!

タケノコ掘りに行きたいけれど、遠いところまで行かないと出来ないのでは?と思っていませんか。
東京都内にもタケノコ掘りができる場所があります。今回は町田市でできるタケノコ掘りに行ってきました。

4月中旬、町田市にある小野路公園にてタケノコ掘りが行われました。
前日まで雨が降り、当日も時々小雨が降る中で”雨後(うご)のタケノコ”を狙います。
1回1000円で、用意された袋(土のう袋)にタケノコがいっぱいになるか、1時間経過するまで掘ることが出来る、とてもお得なイベントです。掘るための道具(スコップ)は貸し出され、参加される方は軍手を用意するだけです。
参加者は、係の人に誘導され竹林に入ります。食べ頃のタケノコは、地面から先が出ているか出ていないかのもの。見つけたら、スコップ使ってタケノコを掘ります。
先が少し出ているくらいのタケノコを探します。
タケノコはあっという間に大きくなります。
タケノコは地中に伸びている親竹の地下茎と繋がっています。上の写真は地中にある地下茎が地上にでています。こんな風に地中を縦横無尽に地下茎が伸びています。
タケノコはまっすぐに見えますが、よく見ると少し曲がっています。写真のタケノコは右側がカーブしているのが分かります。
右に少し曲がっているようであれば、タケノコの右下の部分が地下茎とくっついているので、その部分を断ち切るように地下茎を切断します。
次にテコの原理で切断したタケノコを掘り起こします。
無事にタケノコを掘り起こすと、タケノコの甘い香りが広がります。
途中で折れたり、なかなか収穫できなかったりもしますが、みんな楽しく収穫しました。
参加された方からは「自分で掘ったタケノコを食べることが楽しみ」といった声や、「重労働で疲れた」など多くの感想を頂きました。

タケノコを収穫しないでいると竹になるので、タケノコ掘りは竹林の維持管理に必要な作業です。
タケノコ掘りに参加して頂くことで、収穫体験が出来、掘りたてのタケノコを食べることが出来るだけでなく、地域の竹林維持管理にも役に立っています。
4月・5月は都内でもタケノコ掘りができる場所がありますので、ぜひ探してみて下さい。

今回お伺いしたのは、

小野路(おのじ)公園

東京都町田市小野路町2023番1
小野路公園は、町田駅から8キロほど北にあり、多摩市にほど近い場所にある大型の公園です。公園には野球場と、サッカーなどに使用できる本格的なグラウンドがあります。

交通アクセス

≪バスでお越しの方≫
  • ● 小田急線「鶴川」駅から
    バス「鶴32」系統多摩センター駅行き「下堤」下車
    徒歩2分
  • ● 京王線「多摩センター」駅から
    バス「鶴32」系統鶴川駅行き「下堤」下車
    徒歩2分
≪お車でお越しの方≫
  • ● 公園駐車場  :125台(うち障がい者用3台)をご利用ください。
  • ● 駐車場利用時間:午前8時から午後9時30分

TOKYO GROWN ナビゲーターの緒方湊君が本を出版しました!

ページトップへ