緒方湊の誌上セミナー

STUDY 18

生で食べることが出来る野菜!

野菜の香り、食感をもっと感じることが出来るかも。
加熱して食べることが定番のその野菜、意外に「生」で食べることができる野菜かも知れません。

問題

加熱することが定番の野菜「ほうれん草」「小松菜」。一般的に
「ほうれん草」の生食は×とされていますが「小松菜」はどうでしょう?

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正解は、○ 生で食べることが出来ます。

<解説>

一般的なほうれん草には「アク」といわれる「シュウ酸」が含まれているので、たっぷりのお湯で茹でこぼし、「シュウ酸」を取り除く必要があります。
※「サラダほうれん草」など、生で食べられるように品種改良されたほうれん草もあります。一方、小松菜はアクがとても少なく、クセもないので生で食べることができます。

問題

大根はサラダやおろしなど、生で食べることが多くあります。
かぶは生で食べることが出来るでしょうか?

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正解は、○ 生で食べることが出来ます。

<解説>

かぶはアクが少ないので、生で食べるのがおすすめです。
生で食べると、デンプン分解酵素の「アミラーゼ」を摂取することができ、胸焼けや胃もたれなどを助けてくれる効果が期待できます。「アミラーゼ」は熱に弱いので、かぶサラダや漬け物など生食で食べると効果を発揮します。
葉はβカロテン、ビタミンCやカルシウムなど栄養がたくさん含まれているので、葉も食べるのがおすすめです。

問題

「きゅうり」と「ズッキーニ」は形状が似ている野菜ですが、「ズッキーニ」はかぼちゃの仲間です。「ズッキーニ」は生で食べることができるでしょうか?

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正解は、○ 生で食べることが出来ます。

<解説>

ズッキーニはカリウム、βカロテン、ビタミンC、葉酸など栄養が豊富な野菜ですが、独特の歯触りがあるので、ピーラーで薄くスライスしたり、薄く輪切りにして使用します。
青臭さや苦味が気になる際は、水につけたり塩もみすると雑味も抜け、食べやすくなります。黄色のズッキーニは緑のズッキーニに比べ、青臭さやクセがないのでより生で食べやすいです。
ズッキーニはかぼちゃの仲間で、同じかぼちゃの仲間の「コリンキー」も生食できます。

問題

ブロッコリーは加熱調理が一般的ですが生食できます。
海外ではむしろ生食が一般的です。
それでは、形が似ているカリフラワーはどうでしょう?

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正解は、○ 生食が出来ます。

<解説>

特有のほろ苦さがあるのでアク抜きを兼ねて茹でてから食べる人が多いですが、カリフラワーも生で食べることが出来ます。
新鮮なカリフラワーはアクがそれほど強くないので、サッと水洗いしてサラダなどで食べると、コリコリとした食感を楽しむことができます。
カリフラワーは鮮度が落ちると黄色っぽくなるので、新鮮で真っ白なカリフラワーを生で食べてみて下さい。

NG生食NG 再度ご確認ください!

もやしの生食はNGです!

もやしは工場で栽培され自動で袋詰めされているので、菌とは無縁のように思えますが、屋外で栽培されている農作物とは異なり日光に当たっていないので、雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
出荷前に水で洗浄されていますが、もやしは加熱調理が大前提で栽培されていますので、きっちり加熱調理をしましょう。

枝豆の生食はNGです!

生の枝豆にはじんましんを引き起こしたり、食中毒の原因となるサポニン、レクチンという有毒成分が含まれています。

TOKYO GROWN ナビゲーターの緒方湊君が本を出版しました!

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