出典 東京都産業労働局:東京都の農林水産統計データ(令和元年度版)
南北に長い島国である日本のまわりの水域は、寒流(かんりゅう)と暖流(だんりゅう)がぶつかり合っていることから、冷たい水を好む魚と温かい水を好む魚の両方が回遊(かいゆう)・生息する恵(めぐ)まれた海となっています。日本のまわりの海には約3,700種の魚がいて、これは、世界の海水魚の25%にあたるとされています。
東京の水産業は主に3つにわけることができます。伊豆諸島、小笠原諸島周辺海域で行われる島しょ漁業、東京内湾(ないわん)で行われる内湾漁業、多摩川水系を中心に行われる内水面(ないすいめん)漁業です。
出典 東京都産業労働局:東京都の農林水産統計データ(令和元年度版)
東京で漁獲高(ぎょかくだか)が多いのは、島しょ(島)です。伊豆諸島(いずしょとう)、小笠原諸島(おがさわらしょとう)の海底は、たくさんの海底火山があり、とても複雑な形をしています。また、親潮(おやしお)とよばれる暖かい海流がぶつかることで、魚のエサとなる生き物が集まり、たくさんの魚がとれる良い漁場になっています。
東京都の伊豆諸島、小笠原諸島、沖ノ鳥島(おきのとりしま)といった島々にかかる排他的経済水域は、日本全体の約38%を占めています。
漁業をしたり、石油などの天然資源を掘(ほ)ったり、科学的な調査を行う活動を、他の国に邪魔(じゃま)されずに自由に行うことができる水域です。
出典 東京都産業労働局ウェブサイト 沖ノ鳥島の概要
東京内湾では、現在、自由漁業が行われており、「江戸前」としてアサリやアナゴなどが人気です。
多摩川水系を中心に、アユやヤマメ、コイなどを対象とした遊漁(ゆうぎょ)が行われ、都民の憩(いこ)いの場所となっています。
多摩エリアでは、ヤマメやニジマスなどのほか、
1998年に奥多摩さかな養殖(ようしょく)センターが開発した「奥多摩やまめ」の養殖が行われています。
魚は卵から生まれ、エサを食べて大きく育ち、やがて卵を産みます。
そこでとる魚の量や方法を調整して、
卵を産む魚をしっかりと残すことで魚をいつまでも食べることができます。
東京で一番とれる魚は?
正解は......キンメダイ
おとりのアユを使ってアユを釣ることをなに釣りというでしょうか?
正解は......友釣り
トビウオはどのくらい飛べるの?
正解は......100メートル以上