親子で東京の食を楽しむ料理教室を開催

東京都内で育った野菜を使い、親子で東京の食を楽しむ料理教室を開催しました。
TOKYO GROWNが初めて企画した、東京産農林水産物の魅力を「見る・学ぶ・食べる」を通じて体験する地産地消型の料理教室です。テーマは「東京産夏野菜」。料理家・吉野知子先生を講師に迎え、ドレッシングやピクルス、ぶっかけうどんを親子で作りながら、生産者や食材について学んだ120分の様子をレポートします。

東京の食を、もっと身近に。TOKYO GROWNが料理教室を開く理由

「東京産の食材」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。東京都では、野菜や果物が栽培されているのはもちろん、伊豆諸島や小笠原では島ならではの農産物が育ち、東京湾では海産物も水揚げされています。都市のイメージが強い東京ですが、身近な場所でさまざまな農林水産物が生産されています。

そんな東京の豊かな農林水産業の魅力を発信しているのが、TOKYO GROWNの役割です。ウェブメディアやSNSでの情報発信に加え、今回のような料理教室を通じて、東京の食を実際に「見て、学んで、食べる」体験を届けています。

「見るだけ、読むだけでなく、実際に切って、調理して、食べることで、東京産野菜を身近に感じてほしい」。そんな想いが、この料理教室に込められています。

今回の料理教室の舞台は、巣鴨にある古民家スペース「かわせみ亭」。巣鴨にはかつて作物の種の問屋があったほど、農業と深い縁を持つ土地です。

今回使用したのは、東京でつくられた食材

料理教室で作ったのは、「キュウリとツナのドレッシング」「ピクルス」「ぶっかけうどん」の3品。東京産の野菜をたっぷり使い、子どもたちも調理に参加しながら、素材そのもののおいしさを楽しめるメニューです。
今回の料理教室では、青梅市の繁昌農園の旬野菜をはじめ、東京でつくられたお酢や乾麺などを使用しました。

◾️青梅市・繁昌農園の東京産旬野菜
繁昌農園は、2016年に青梅市で新規就農した繁昌知洋さんが営む農園です。東京都GAP認証を取得しており、農業生産工程管理(GAP=Good Agricultural Practice「良い農業の実践」)に取り組んでいます。

今回の料理教室では、キャベツ、キュウリ、生食もできるかぼちゃの品種であるコリンキー、パプリカ、ナス、オクラ、ミニトマト、ジャガイモ、タマネギ、トウモロコシ、枝豆、コマツナ、空芯菜など、旬の野菜が料理に使われました。

◾️新木場・横井醸造酢のお酢
1937年創業の横井醸造酢(新木場)のお酢も、今回の料理に使用しました。「きんしょう 米の酢」など複数の商品が、東京都地域特産品認証食品「イイシナ」に登録されています。
ピクルスやドレッシング、ぶっかけうどんの合わせ調味料に使用し、東京産野菜の味わいを引き立てました。

◾️北区・江戸玉川屋の「満さくうどん」
ぶっかけうどんには、江戸玉川屋(北区)の「満さくうどん」を使用。
湯捏(ゆごね)製法と熟成乾燥製法による、つるっとした喉ごしともちっとした食感が特徴です。東京都地域特産品認証食品「イイシナ」にも認証されています。

東京で育った野菜に、東京でつくられたお酢とうどん。さまざまな「東京の食」が一つの食卓につながりました。

今回使用したのは、東京でつくられた食材

親子で作る夏の東京野菜メニュー

まずは、「キュウリとツナのドレッシング」を作ります。すりおろしたキュウリにツナと、横井醸造酢の「すし酢」を合わせたシンプルな一品です。

ジャガイモ、トウモロコシ、枝豆、タマネギを蒸し上げ、ゆでたコマツナと空芯菜、ミニトマトも盛り付け、ドレッシングをかけていただきます。

「キュウリとツナのドレッシング」作り

次に、東京産野菜を使った「ピクルス」。
キャベツ、パプリカ、キュウリ、コリンキーを子どもたちが切り、瓶に詰めてピクルス液を注ぎます。最後にオリジナルラベルを貼り、自分で作ったピクルスをお土産として持ち帰ります。

子どもたちにとってかぼちゃを切る作業は新鮮な体験だったようで、「切るのが難しかった!」という声も聞こえてきました。普段は料理された状態で食べることの多い野菜も、実際に手に取って、切って、調理することで、新たな発見があります。

吉野先生が大切にしたのは「なるべくシンプルに」というポイント。コクのある赤酢をブレンドした横井醸造酢の「米の酢」をベースに、調味料をたくさん加えなくても野菜のおいしさを楽しめるように味付けを工夫されています。

「ピクルス」作り

最後に、「ぶっかけうどん」。ナス、オクラを子どもたちが切り、横井醸造酢の「米の酢」を使った合わせ調味料に漬け込み「食べるつゆ」を作りました。それを、「満さくうどん」にかけて温泉卵をのせ、お好みであげ玉やネギをトッピングしていただきました。

一緒に参加した保護者は、子どもたちの一生懸命な姿を見守り、必要なところでは手を貸しながら、親子で調理を楽しんでいました。

「ぶっかけうどん」作り

いよいよ試食の時間。子どもたちの声と先生の想い

自分たちで作ったメニューが食卓に並び、試食が始まると、子どもたちからは口々に感想が上がりました。

「ドレッシングが酸っぱすぎず、ツナの味がして食べやすかった!」「ジャガイモが甘くておいしかった!」。子どもたちから出てくる素直な感想からも、自分で作った料理を味わう楽しさが伝わってきます。

蒸した野菜をおかわりする子どももいて、器に少し残ったドレッシングも、「おいしくてもったいない!」と最後まで味わう姿も見られました。

一緒に試食した保護者は、「東京にこんなにおいしい食べ物があふれているとは知らなかったです。もっと東京の食べ物について調べてみたくなりました」と感想を話してくれました。

いよいよ試食の時間。子どもたちの声と先生の想い

吉野先生は教室を終えて、「子どもたちはみんなとても意欲的で、上手に料理をしていました。もともと野菜や料理に興味があって参加してくれたのだと思いますが、今日の体験をきっかけに、さらに食への関心を広げてもらえたらうれしいです。コリンキーのように、普段あまり目にすることのない野菜も、実際に触れて、切ってみることで、見た目や感触が印象に残るのではないかと思います。子どもたちの楽しそうな表情を見ていると、言葉だけでは伝えられない、実際に体験したからこそ得られる感覚を持ち帰ってもらえたのではないかと思います。」と振り返りました。

東京の食は、東京で体験できる

青梅の畑で育った野菜が都内の料理教室で調理され、東京でつくられたお酢やうどんとともに味わう。 生産者から食卓まで、東京という街の中でつながる「東京の食」の魅力を、親子で体験できる時間となりました。

食べ物がどこで、誰によって作られているのかを知ることは、毎日の食事を見つめ直すきっかけにもなります。東京で育った野菜を実際に味わうことで、「東京にもこんな食材があるんだ」と知ることから、地産地消の輪が少しずつ広がっていくのかもしれません。

TOKYO GROWNでは、年4回の料理教室開催を予定しています。料理教室の開催情報はInstagramで告知していますので、ぜひチェックしてみてください。

荒井名南/Meina Arai

「食で未来を拓く」をコンセプトに、毎日の食卓に寄り添う管理栄養士。3人の子供を育てる母親として、忙しい日常の中でも「健康という土台」を大切にする食事を提案している 。
管理栄養士、フードスペシャリスト、離乳食アドバイザーなどの資格を持ち 、雑誌やWebメディアでの実績も豊富 。現在はレシピ開発のほか、地域のこども食堂に携わるなど、食を通じたコミュニティづくりにも尽力中 。

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東京産をおいしく食べる

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