ハマトビウオ

3~5月、伊豆諸島の海ではハマトビウオの漁期(流し刺網漁)を迎えます。ハマトビウオの特徴は大きな胸びれをもち、体型は紡錘形で細長く、体中央部の断面が逆三角形に近いことからカクトビ、また春季に産卵のために来遊することから春トビとも呼ばれます。世界に約52種いるというトビウオ類の中でも最大級となることで知られ、成魚では50cmになことも。天敵に襲われそうになると胸びれを開き水面上を滑空するトビウオ。ハマトビウオの飛距離は最長で70~80mですが、連続すると500m程に達することもあります。伊豆諸島ではほとんどが八丈島で漁獲され、淡泊な白身は刺身や焼き魚、郷土食であるくさやの素材としても利用されます。

植栽

毎年、春先になると花粉症に悩まされる人は多いでしょう。都内のスギ花粉症推定有病率は48.8%とされています。そこで東京都では平成18年から花粉の少ないスギなどに植え替える「花粉の少ない森づくり」が進められてきました。例えばスギでは従来と比べて花粉の数は1/100以下といわれます。春といえば主伐が終了した山々に植栽が行われる季節でもあります。この日見学した青梅市内の山の斜面は、一歩踏み出すのも気後れしそうな程に急峻で、ここで花粉の少ない品種のスギやヒノキの苗木を植え付ける作業(再造林)が行われていました。その比率はスギ7に対してヒノキ3。7.37haの広大な斜面に10㎡あたり3本の苗木が植えられます。こうした作業によって森の循環は維持されているのです。

はちみつ農家

春、都内の野山は色とりどりの花々で彩られます。そこには蜜を集めるミツバチたちの姿も。桜の季節にあきる野市にある健康自然工房 養蜂園を訪ねました。工房の裏に並んだ巣箱には半径2~3kmのエリアから蜜を運んできたミツバチが群れ、その数は一つの巣箱で3万匹にも及びます。ここで生産されているのはアカシア、さくら、百花蜜、くりの4種類(220g 1814円)。主に4月下旬~6月上旬にハチミツは採取されます。養蜂園にはカフェやミュージアムも併設され、養蜂見学や体験も可能(詳細は要問合せ)。東京産の他、世界のハチミツやプロポリスや、ローヤルゼリーなども販売されています。

ハチミツはココで購入できます

電話
042-519-9327
所在地
東京都あきる野市上ノ台37-3
WEBサイト
http://88838.net

RELATED ARTICLERELATED ARTICLE

食材ハンター

エディブルフラワー

トピックス

女性農業経営者のホンネ! ~東京農業の未来を考える「東京農村」6周年スペシャルイベント~

トピックス

生ごみを宝に!市民が活躍するコミュニティガーデン ~日野市 せせらぎ農園~

トピックス

多摩地域唯一の村、檜原村名産のコンニャク ~伝統のバッタ練り製法が生み出す本来のおいしさ~

トピックス

「ガストロノミー」が、東京農業の新たな一手となる!

トピックス

新春特別寄稿 『東京農業の2025年』

トピックス

色で楽しむ東京野菜シリーズ ~『きいろ』編~

トピックス

「自然の近くで暮らす」ライフスタイルも魅力的に! 新規就農7年目、繁昌農園が多くの人々を引き寄せる理由

トピックス

色で楽しむ東京野菜シリーズ ~『橙色』編~

トピックス

色で楽しむ東京野菜シリーズ ~『あか』編~

ページトップへ