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SEASON'S REPORTTokyogrown's Producers
~生産者など~

『三宅島のアシタバ』

農業編農業編

西野農園

西野 直樹/ NAOKI NISHINO /

火山の島「三宅島」の生命力を感じて

三宅島でアシタバの栽培をしている西野さんは、昔から自然が大好きで、カエルや魚、鳥などを飼ったり、ベランダで野菜を育てる子供だったそうです。都心の食品輸入商社でサラリーマン生活をしていましたが、やはり自然の豊かなところで暮らしたいと、三宅島へ移住。漁業や花き園芸を経て、三宅島噴火災害により八丈島へ移住。三宅島に帰島後、アシタバの栽培を始めたとのことです。

ニーズに応える商品づくり

三宅島に戻った西野さんは、アシタバの加工品作りを始めました。業者向けに青汁の原材料として出荷したり、自分で商品開発をして製品化していきます。アシタバを焙煎した「焙煎明日葉茶」は独特の苦味がクセになる味わい。ノンカフェインなので妊婦さんや健康志向の方におすすめです。アシタバ以外には、最近開発した「島スコ」は、三宅の塩と島トウガラシ・島レモン・パッションフルーツなど、すべて島で調達できる材料で製造しました。「島スコ」は特に若い人に人気の看板商品になりました。時代やお客様のニーズを読み取って、栽培から加工、販売まですべて自分の手で行っています。

健康効果にも優れたアシタバの魅力

2年前からは生鮮としてのアシタバの受注販売も開始しました。西野さんのこだわりは注文が入ってから畑に行って収穫すること。新芽が出て葉が開いたばかりの柔らかいものを一つ一つ選びながら手作業で摘んでいきます。産地直送だから、鮮度も抜群とのことです。
用途によって栽培方法を変えているのもこだわりの一つ。生鮮用は「密植」と言って、半分日陰になるような畑で、間隔を詰めて種を撒き、肥料を多めに与えて育てます。そうすると柔らかく美味しいアシタバに育つのだそうです。また、生鮮用・加工用ともに、農薬は使いません。伊豆諸島はアシタバの原産地で、自生もしていますし、一般的な野菜より病害虫に強いので、農薬を使わなくても工夫次第では栽培できるのだそうです。

火山の島・三宅島が育む恵みを盛り上げたい!

最後に西野さんよりアシタバへの想いを語っていただきました。
「アシタバは豊富なミネラルと食物繊維、そして特有の【カルコン】という成分も含んでいます。東京都GAPなどの認証を取得することで消費者の目に止まり、より多くの人にアシタバの魅力とこの味を味わってもらえたら嬉しいです。火山の島・三宅島の農業を盛り上げていければと考えています。」

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