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REPORT農林水産体験レポ

『多摩産材を自分達の手で育てる』

林業編林業編

とうきょう林業サポート隊/ Tokyo ringyou-support /

みんなで東京の森を育てよう!

家具やおもちゃ、建築物など、いろいろなところで活用されている東京の木「多摩産材」。その木が育つ森づくりをサポートするボランティア活動をしているのが、「とうきょう林業サポート隊」です。多摩地域の森林で、下刈りや枝打ちなどに携わるこの活動。いったいどんなことをするのでしょうか?
そこで今回、TOKYO LOVERSのメンバーで林業作業を体験してきました!

※撮影のためマスクを外している箇所があります。
※コロナ感染対策のため撮影時でも密を避け、手洗いとアルコール消毒などを行っています。

「とうきょう林業サポート隊」って?

多摩地域の森林で、森林整備活動や救急救命講習、交流会などを通じて、森づくりをサポートするのが主な活動内容です。16歳以上で林業作業が可能な人なら、誰でも参加可能です。作業説明と安全講習を受けたら現場へ!その時期に合わせた森林整備活動を行います。苗木を植えたり、下刈りをしたり、林内整備をしたりとその作業はいろいろ!のこぎりを使ったり、高所での作業もあり、安全対策の意識をしっかりと持って作業をします。活動の前には、専門家の指導が受けられるから、初心者でも安心!

「多摩産材」をもっと身近に

多摩地域で生育し、そこで生産・認証された木材が「多摩産材」。適正に管理されて育てられた木材は、その信頼性から保育園など子供向け施設で机や椅子として採用されることも多く、子供が初めて触れるおもちゃとしても高い人気を誇ります。そんな「多摩産材」は、いろいろなものに加工して使えるようになるまで、数十年の育成期間が必要!まずはしっかりと森林を育てる必要があります。そんな森づくりにボランティアとして携われるのが、今回体験した「とうきょう林業サポート隊」なのです。実際に林業作業を体験することで、森に触れ、木に触れることで、多摩産材への愛着も湧いてきそうです。

▽東京の木「多摩産材」
https://tokyogrown.jp/product/wood/

講習を受けたら実際に森へ!

大自然の中での作業は、危険もいっぱい。高所での作業や、刃物を使うこともあり、気を抜くと大けがにもつながりかねません。安全に作業をするため、準備体験と危険予知活動の講習を受けます。基本を理解してしっかり守って作業すれば、初心者にも難しいことはなさそうなのでちょっと安心。季節によって担当する作業も違うので、その日にやることを学び、動作や意識をきちんと理解して作業に入ります。講習が終わったら、3人程度のグループに分かれて森へ!ヘルメットや、その日に必要な道具を借りて、作業にとりかかります。

参加者に人気の「枝打ち」に挑戦!

今日の作業は「枝打ち」。節が少なく、幹の太さが根元から上部までなるべく差が出ないように育成するために、不要な枝を切り落とす作業です。木に登って作業するのは、慣れてくると楽しい!安全帯もしっかり付けているので不安も少なくなります。ボランティア参加者にも人気の作業なんだとか。はしごを使っての作業は、裏側の枝には腕を伸ばすしかないですが、登降機 (木を登る専門の器具)を使うと、幹の周りをぐるぐると回り込みながら作業ができるので、どの方向に生えている枝でも落としやすいのが嬉しい。ただレバーや紐を操作しながらの作業なので、慣れるまではなかなか大変です。かかとをしっかり合わせないと、バランスを崩してしまうし、チェーンを緩めすぎるとズルズルと落ちてしまいそうに。作業に集中しながら、枝が肩ぐらいの高さの位置にくるように登りながら作業。だんだん没頭してしまい、気がついたら結構な高さに到達していました。自分でビックリ!

花粉の少ない森づくり運動

東京都では2006年から、花粉を多く飛散するスギやヒノキの人工林を伐採して、花粉の少ないスギなどに植え替える「花粉の少ない森づくり」を進めています。東京都では3つの品種が開発されていて、今までのスギに比べて花粉の少ないスギは花粉の数が約1/100なんだとか!花粉症の原因となる花粉を減らしながら、森の循環を促進し、木材の安定供給と林業の活性化も図るという素晴らしい取り組みです。上の写真は今回の作業場を空撮したもの。この場所は、花粉の少ないスギに植え替えてから10年ほど経過しているとのこと。木材として使えるようになるまで、さらに10年以上の育成が必要で、丁寧な枝打ちなどによって、よりよい木材になるように大切に育てていきます。

「多摩産材」を育てながら、花粉の少ない快適な未来も育てられる林業。とても重要で大事な仕事だと改めて感じました。

あなたの手で育てよう、東京の森

とうきょう林業サポート隊

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