奥多摩 都民の森 「体験の森」

「体験の森」では、総面積82.4ヘクタール(東京ドーム約17個分)の広大な敷地で、奥多摩の大自然を感じることができます。「森に触れる・森を歩く・森を育てる」をテーマに登山、渓流釣りやキャニオング、森を学ぶ山仕事体験などの各種イベントを通して、東京都内で豊かな森を知り遊ぶことができる場所です。非日常的な「自然の声」に触れることができ、例えば鳥のさえずりや動物たちの鳴き声、風の音も肌と耳とで感じることができます。そして夜空を見上げれば満点の星空が広がり、多くの星座を眺められます。季節ごとに変わっていく森の姿を、1年を通して楽しむことができる自然のテーマパークです。

※今回は撮影のためマスクを外しております
※コロナ感染対策のため撮影時でも密を避け、手洗いとアルコール消毒などを行っています

森のベースキャンプ「栃寄森の家」

「栃寄森の家」は、浴室・洗面所・研修室などが完備されている宿泊施設です。イベント参加者はもちろん、一般の方でも手頃な価格(平日は1泊大人1人 2,000円)で素泊まりの利用が可能です(部屋数5室、定員数30名)。敷地内にある「どんぐりハウス」ではBBQを楽しむことができ、お客様自身が料理をできるよう厨房やピザ窯なども備えられています。体験の森を楽しむためのベースキャンプとなっています。

森を守り、登山道を守る活動「杣’s」

奥多摩の御前山(標高1405メートル)頂上までの登山道を守る活動として行われているのが”森林ボランティアクラブ「杣’s」(そまーず)”です。林業インストラクターの指導のもと参加者は自ら木を切り、切った木を使って杭を打って道の整備を行い、登山道を通る方の危険にならないようにするために活動をしています。2日間行うイベントで、年間5回ほど行なっているそうです。参加している方々は、普段は林業に携わっていない方がほとんど。体験の森で行われている山仕事体験イベントなどを通じ、森や自然の魅力に引き込まれた方々で、総会員数は70名近くに及びます。年々若い方の参加も増えているそうです。
「林業は今すぐ変える活動ではなく、50年、60年先の森を守るための活動です。自然に触れ、林業の今を知ることで、林業への考え方も変わってきました」と参加者の方が仰っていました。

地元食材を使った料理を楽しむ

「栃寄森の家」では食事をいただくことができます。使用している食材は、地元食材をメインに東京産食材を多く使っています。今回の夕飯は「奥多摩産ヤマメの塩焼き」をはじめ、幻のジャガイモとも言われる江戸東京野菜の”治助イモ”と、近くのわさび田で育てられた新鮮なわさびを使った「わさびのコロッケ」などを頂きました。他にも地元の野菜を使った料理を日替わりで楽しむことができます。

自然に触れる様々な活動

都民の森では、他にも自然を楽しむ体験として様々なアウトドア体験イベントが行われています。杣’sもその一つですが、他にも山歩きや山仕事体験(枝打ち体験など)、渓流のヤマメをGETする「清流山女道場」、女性向けイベントの「集まれ山ガール」、「親子チャレンジ」など初心者から経験者まで、それぞれのレベルに合わせた楽しいイベントが定期的に開催されています。

TOKYO LOVERSから一言

自分でイベント活動に参加して、実際に体験することで興味を持ち、もっと詳しく知りたい!って思いました。様々な体験を通して、奥多摩エリアの林業のことや農業、水産業のことを知る良いきっかけになる施設だと思いました。あと、活動後の食事は、地元の食材がいっぱいで奥多摩エリアの魅力をたくさん味わえ、一緒にイベント活動をした方々との団欒も良い思い出です。

▽TOKYO LOVERS(NO_41マイさん/ MAI /)
 https://tokyogrown.jp/tokyolovers/member/mai/

東京都奥多摩 都民の森/Okutama, Tokyo Citizen's Forest

東京都奥多摩都民の森(体験の森 )(とうきょうとおくたまとみんのもり(たいけんのもり ))

営業時間
8時30分~17時
定休日
月曜(月曜が祝祭日の場合は翌日)、 年末年始(12月29日~1月3日) ※ただし、ゴールデンウィーク(4月29日~5月6日)、夏休み期間(7月21日~8月31日)、紅葉シーズン(10月1日~11月30日)は無休
電話
0428-83-3631
所在地
西多摩郡奥多摩町境654
WEBサイト
http://www.tomin-no-mori.jp/index.php
アクセス
JR奥多摩駅から峰谷行きバスで6分、バス停:境橋下車、徒歩45分

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