愛情と手間をかけてお酢をつくる
工場を見学する前に、まずは映像で横井醸造とお酢づくりの基本について学びます。
ヨコ井の酢は寿司屋だけでなく、中華料理などの飲食店やホテルのほか、マヨネーズやドレッシングを作る時の原材料として、食品メーカーなどでも広く使われています。生産されるお酢のほとんどが業務用ですが、最近ではスーパーマーケットやデパートなどで扱う個人向けの商品も充実。果実酢や飲むお酢など種類も豊富に揃っています。
どのタイプのお酢でもまずは酒造りからスタートし、長い工程を経てお酢になります。中でも、こだわりと自信を持ってつくっているのが赤酢。酒粕が原料で、味はしっかりとしていて濃いのが特徴です。その風味を出すために数年かけて室温で熟成させるのですが、発酵する間の温度調整などは機械管理ではなく、すべてスタッフの手作業。発酵のスピードなどを予測しながら、日々しっかり見守って大切に育てます。


