東京の森林?東京で林業?
意外かもしれませんが、東京都には総面積の約4割を占めるほどの森林が広がっています。特に多摩地域は広大な森林を有し、その6割はスギ・ヒノキなどの人工林で、木材の需要が急増した1960年から1970年代にかけて植えられた木々です。当時は木材が足りなくて全国規模で植林・造林され、活気があった林業。ですが、海外からの木材輸入が始まってしまうと、価格が安く安定的に大量供給できる外国産の木材に圧倒され、86.7%あった木材自給率は、2000年には18.2%まで落ち込んでしまいました。
