お客様のニーズに寄り添う
元々は1、2種類だった品種ですが、お客様からたくさん品種を食べてみたいというリクエストが多くあって、それに応えようとここまで増えていったんだとか。
珍しい白イチゴは「俺の白いちご」というオリジナルの品種もあり、柔らかな食感で酸味が少ないのが特徴。美味しくて珍しいと大人気です。自分好みの品種を見つけるのも楽しそう!
JR横浜線相原駅から徒歩5分。駅から気軽に歩いて行ける「町田いちご狩り農園 やさいの家」。シーズン中は予約が取れなくなるほどの人気ぶりで、毎年大人気です。
その特徴は、様々な品種のイチゴを味わえること。メジャーな品種の「とちおとめ」や「紅ほっぺ」から、「おいCベリー」「あまえくぼ」などの珍しい品種も。また、近年話題になった完熟しても色の白っぽい「白イチゴ」など、常時約10種類ほどを食べ比べることができます。
元々は1、2種類だった品種ですが、お客様からたくさん品種を食べてみたいというリクエストが多くあって、それに応えようとここまで増えていったんだとか。
珍しい白イチゴは「俺の白いちご」というオリジナルの品種もあり、柔らかな食感で酸味が少ないのが特徴。美味しくて珍しいと大人気です。自分好みの品種を見つけるのも楽しそう!
宮﨑さんはいちご狩り農園を開園する前は、トマトを栽培していました。元々はサラリーマンだったそうですが、父親の他界を機に農業を継ぐことに。最初は何をやっても上手くいかなかったそうですが、栽培技術や経営手法など様々なことを学ぶにつれて軌道に乗っていきました。そうして販路を拡大し、農園が忙しくなってきていた時に農業事故が起こりました。
冬場で日が短くなり、急いでブロッコリーを収穫しないとと焦るあまり、包丁で自分の親指を切り1ヶ月入院。指が不自由になってしまいました。
1ヶ月もの間、宮﨑さんは病院のベッドの上で今後の農園経営に頭を巡らせていました。そこで出た結論が、安全に作業できる環境作りをすることだったんです。品目を絞って栽培し、さらに荷造りや作業の少ない販売方法へシフトチェンジすることで、作業の余裕を持たせたい。農業の基本に立ち戻って、食の安全性をアピールしていきたい。その結果、いちご狩り農園をスタートさせました。
お客様が農園に入り、その場で生で食べるイチゴに対し、農薬や肥料の管理など、食や環境の安全基準を守っていることを知って欲しいと思い立ち、第三者認証であるGAPの認証を取得。GAPの取り組みは、お客様だけでなく私たち働く側にとっても安全な作業を心がける大事な役割になっていると話してくれました。
宮﨑さんの農園では、それぞれの作業の管理者を決めています。すべての作業に対して工程ごとに管理できるようになったことで、作業手順が明確になり、安全性の向上につながったんです。
また、タイ人の従業員も働いているため、基本的に書類やPOPは日本語とタイ語の2カ国語表記。突発的な問題が生じた時でもすぐ理解できるようにしています。
お客様や環境にはもちろん、従業員にも優しい農園を目指しているんです。