これからの都市農業

東京都三鷹市の根岸隆好さんは、ナスをはじめ多品目栽培で野菜を栽培し、庭先直売で農業を営んでいます。また根岸さんは“東京むさし農業協同組合“青壮年部の部長、地域の消防団、地域の新しいデリバリー“チリンチリン三鷹”などに関わり、多方面で活躍しています。そんな根岸さんに「これからの都市農業」についてお話をお伺いしてきました。

▽東京むさし農業協同組合
 https://www.jatm.or.jp

▽チリンチリン三鷹
 https://peraichi.com/landing_pages/view/chirinx2mitaka

“東京むさし農業協同組合”青壮年部の部長として

多方面で活躍している根岸さんですが、特に“東京むさし農業協同組合”青壮年部では組織の長として様々な活動をしています。組織では「みんなが困っていることを、みんなで解決しよう」を合言葉に“協働の精神”で、農業の生産のことだけではなく、経営についても皆で学んでいるそうです。また「農家を地域住民に必要と考えてもらう」ために、駅前での野菜の販売会などを実施していました。「“農業以外にも地域のための活動をしたい”という想いから、気づいたら部長になっていました」と根岸さんは話してくれました。

▽青壮年部公式ホームページ
 http://ja-tm-may.tokyo

農地の多面的活用

「“農家の多面化”がこれからの都市農業には必要」と根岸さん。“農家の多面化”とは野菜を作って販売するだけではなく、近隣住民へメリットを提供する必要があると考えているそうです。例えば、学校で農業について教えたり、災害時の避難スペースに畑を利用できるようにしたり、景観・環境保全に役立ったりと、多面的にメリットを提供し続けたいと話してくれました。また最近では“チリンチリン三鷹”という配達サービスを始めるなど、根岸さんの地域貢献への活動はさらに範囲を広げています。

人と人とのつながり

最後に「都市農業のあるべき姿」についての想いを聞かせていただきました。根岸さんは「人と人とのつながりが大切で、近隣住民の方に必要と思ってもらえる姿が大事」と思いを語ってくれました。
取材をしていて、根岸さんは“人と人とをつなげる橋渡しをする活動”をしているんだなと、編集者は感じました。農家としての活動だけではなく、地域のために幅広く活動されている根岸さんのこれからのご活躍がとても楽しみです。

根岸 隆好さんへの一問一答

QUESTIONS AND ANSWERS

Q.趣味は?
A.漫画・ゲーム・お酒
Q.好きな食べ物は?
A.ラーメン・焼肉
Q.三鷹市のおすすめスポットは?
A.三鷹の森ジブリ美術館

ファーマーズショップ根岸

根岸 隆好さん/NEGISHI Takayoshi

ファーマーズショップ根岸

電話
0422-43-5306
所在地
東京都三鷹市新川6-3-7

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