新しい栽培法「盛土式根圏制御栽培法」の導入
果樹を栽培していると畑の病害に苦しむことも。その病害の1つである「紋羽病」。土の中の菌が原因で起こり、被害が進むと樹が枯れてしまいます。相田さんが就農した時、この紋羽病の被害でナシの収穫量が激減、最盛期から1/3にまで減っていたそうです。ナシの収穫量に頭を抱える中、相田さんは栃木県で開発された「盛土式根圏制御栽培法」を知り、視察に参加します。実際に見て学び、取り入れるべき技術だと感じたそう。東京都の都市農業経営パワーアップ事業(現 都市農業活性化支援事業)で「盛土式根圏制御栽培法」を最初に導入する農家として取り組み、導入後はナシの病害は改善され収穫量も回復していったそうです。その後、相田さん達に続き、都内の農家に盛土式根圏制御栽培法が広まっていきました。