夫婦で二人三脚
大島町の冨樫さんは、ご夫婦で奥様のご両親から引き継いだ農園を営んでいます。「家内のおじいさんが山形から移住して来て農家を始めたんです。私は大田区から14年前にこっちへ行きました」取材に応じてくれた冨樫たかよしさんは、もともと大田区の出身、奥様と結婚なされてから、全く畑違いの仕事に就かれたそうです。「一年目は慣れない作業にからだがついて行かなくて、筋肉痛と関節炎に悩まされましたが、さすがにもう慣れました」
夫婦で移住したのは思いもよらない選択だったとのこと。一人目のお子さんができて、3歳くらいになったころに決断されたそうです。休みは正月くらい。毎日のように出荷があり、楽な仕事ではなかったけれど、「やりがいはありますね。休みはないけど、自分で決めれば時間は自由がききますし、子供はのびのびとしてますし」
お子さんは今年から高校の農林課に通い、農業実習の毎日だそうです。
「いつも夫婦で一緒ですが、ケンカなんかしている暇はないですね。とにかくいい花を育てて、市場に出荷したい、そればかり考えています」
