森林インストラクターって何を教えてくれる?
森林インストラクターとは森林や農林業などに関する専門知識を持ち、森林の案内や野外活動の指導、イベント運営などを行う専門家です。資格取得はかなりの難関として知られ、現在全国では約3000人の森林インストラクターが活躍中。平野さんが事務局長を務める森林インストラクター東京会には306人が所属しています。主な活動内容は自然観察会などの「森の案内」、学校や企業、地域の「環境教育」、健康ハイキングや学習ハイキング、草木染めや炭焼きなどの「野外活動」、森づくりや里山保全などの「環境保全活動」など。森林インストラクター東京会では、自治体や学校からの森林に関するイベント実施依頼に対応する部会活動のほか、数人~十数人のグループごとに、それぞれの得意分野の活動・イベントを行っています。平野さんが主に活躍されているのは中高年を対象とした「森の案内」です。森林や都内の植物園などで、花や木の名の由来や特徴などのほか、それらが育つ自然環境などを、わかりやすく解説しています。「例えば“ヘクソカズラ”という花。ベルのような形をした可憐な花なんですけど、なぜこんな気の毒な名前を付けられたのかなんていう話をすると、けっこう楽しんでいただけるんですよ。」
