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REPORT農林水産体験レポ

『八丈島の気候が育む南国グリーン』

農業編農業編

東京島しょ農業協同組合 本店/ JA Hachijojima /

全国シェアほぼ100%を誇るフェニックスロベレニー

八丈島では流通の関係から、古くから野菜作りよりも花き栽培の方が盛んでした。その中でも全国シェアほぼ100%を誇るのがフェニックスロベレニー、通称「ロベ」と呼ばれる、南国ムードが漂うヤシ科の植物です。トロピカルな雰囲気を演出するのには欠かせない花きで、切り葉だけでなく、観賞用の鉢植えとしても出荷されています。
今回はその出荷の様子を見学!出荷施設には朝から続々と生産者の方たちが訪れ、活気が満ちていました。

みずみずしく茂った南国の植物たち

今回お話を伺ったのは、農業協同組合の浅沼さん。代表的な「ロベ」の他にも、「ルスカス」や「キキョウラン」など、季節にもよりますが数種類の切り葉が持ち込まれるそう。持ち込まれた切り葉たちは、人の手によってサイズごとに仕分けられ、傷などがないか丹念にチェック。こうした丁寧な作業の後に、いよいよ箱詰め。みるみるうちに箱へ詰められていく様子は、まさにプロの仕事です。こうして全国へ出荷され、園芸店や結婚式場など、様々な場所で使われることになります。

次の世代をつくっていく

ヤシの木である「ロベ」は、驚くことに種子から育ちます!種子を植えて7〜8年後にようやく切り葉として収穫できる大きさに。虫や台風の風による塩害に気をつければ、比較的簡単に栽培できる植物ですが、収穫できるまで年数がかかるため新しい農家さんが増えていかないそうです。浅沼さんは新しい農家さんがチャレンジしやすいように、現在家族単位で生産されている「ロベ」を、会社のような組織単位で効率良く生産できないかと模索しているそう。ご年配の方や農業未経験の方でも無理のない、農業の仕組みができれば面白いと語ってくださいました。

「ロベ」の栽培開始から100周年!

「ロベ」の栽培が始まってから、2020年でちょうど100周年!なんと、島に最初に来た「ロベ」の樹は、まだ現存しているそうです!その樹の種子から株を増やした「ロベ」の子供たちは、八丈島の農業を支え、全国で南国のリゾート気分を演出する欠かせない存在へとなりました。どこかで「ロベ」の葉を見かけたときは、ぜひ八丈島の南国の雰囲気を感じてみてください。

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