木場の角乗
木場の角乗は、かつて材木業関連の倉庫や貯木場が多かった江東区・木場に伝わる民俗芸能。川並衆とよばれる筏師が、水に浮かべた角材に乗って筏を組む仕事の余技として誕生しました。東京都指定無形民俗文化財にも指定されていて、昭和27年(1952)に発足した東京木場角乗保存会の会員が中心となり、見事な技を伝えています。木場の角乗が披露されるのは「江東区民まつり」。1人で角材に乗る地乗りに始まり、はしご乗り、三宝の上で演技する三宝乗りなど、江戸の妙技といなせな気風が、軽快な葛西囃子に乗って現代によみがえります。


