僕が「こくベジ」の根幹ともいえる、庭先販売の野菜と出会ったのは20年以上前のこと。
当時アトピー体質だったこともあり、食事に気を遣い食材選びについて学び始めていた頃でした。新鮮であることに大きな価値があると感じ、庭先販売の野菜を買うようになったのです。
庭先販売の野菜は、とにかく新鮮でどの野菜もとても美味しいことが一番の魅力でした。
国分寺の農家さんの庭先に行けば、日常的に近所の人が野菜を買いに来ています。「この間買った菜花がとても美味しかったよ!」、「昨日のスナップエンドウ、茹でながらつまみ食いしていたら食べ過ぎちゃって、今日の分がなくなっちゃってまた買いに来ちゃった。」といった会話で賑わいます。
これは今に始まったことではなく、ずっと昔から国分寺にある光景です。庭先販売を通して広がる市民の温かい交流の風景こそが国分寺の良さだと僕は感じるようになりました。


