南アメリカ原産のイチゴは、幕末にオランダ人が日本に初めて伝えましたが、現在栽培されている品種は明治時代に入って来たものです。明治32年(1899)、内藤新宿試験場(現在の新宿御苑)に勤務していた福羽逸人がイチゴの促成栽培に成功し、彼の名を冠した品種「福羽」が誕生しました。以後、日本では「福羽」をベースに品種改良が進められ、さまざまな品種が登場しました。イチゴには休眠と呼ばれる期間があり、一定期間の低温状態を経て、再び生育が始まって実が熟します。この休眠期を調整することで、長い期間収穫できるようになりました。都内では「章姫」や「紅ほっぺ」、「とちおとめ」などが栽培されており、摘み取り体験ができる農園もあります。
おもな産地 | 練馬区、世田谷区、小平市、多摩市、八王子市、町田市、日野市、青梅市、府中市、羽村市、あきる野市 | ||||||||||||||||||||||||
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