梅干しや梅酒、梅ジャムなど、さまざまなものに加工されて食されるウメの実は、日本人の食生活には欠かせない存在です。ウメに含まれるクエン酸やリンゴ酸は、疲労回復効果があるといわれ、ミネラルも豊富な優秀なアルカリ性食品。ただ、果物なのに生で食べることはなく、加熱したり漬けたりと加工して食べるのが一般的になっています。古くから、青梅市などで栽培が続けられており、地元農家が開発した中玉の「梅郷」、大玉の「玉英」などの品種が栽培されています。また、青ウメ利用だけでなく、梅干しに向く品種も多く生産されています。