端境期対策は一年かけて
エマリコくにたちで、日々農家さんへの発注調整や集荷業務を担当しているスタッフOさんに、端境期の工夫を聞いてみました。
「野菜が少なくなる端境期にだけ、「もっと出してほしい!」というのは言いたくないし、なかなか言えないですね。端境期にもなるべく積極的にうちの直売所に出してもらえるよう、繁忙期など逆に農家さんがたくさん出したい時に少し無理してでも頑張って数量を仕入れるようにするなどして、日々信頼関係を積み重ねることを大事にしています。」
農家さんと近い距離で接しているからこそ、お互いに気持ちよく関わり続けるために良い関係性を築くことは、私たちの事業にとって、とても大事なことです。
繁忙期には、複数のお店で分け合っても捌き切れないほどの量が出てくる野菜も中にはあります。そういう時には、期間限定のセールを行い、より多くのお客様に食べてもらうような工夫をするなど、農家さんに「これ以上仕入れられません」となるべく言わないよう、みんなで協力して販売します。そういう小さな取り組みの積み重ねが、いざ端境期を迎えた時に、農家さんとのやり取りに活きてくると感じています。