小谷: 東京にこんな広大でのどかな田園地帯があったのですね。ここが「多摩開墾」ですか。
荒幡: はい。武蔵村山市へようこそ。ここは東京で唯一、鉄道が通っていない市なんですよ。
小谷: おおー。鉄道もない、電線もない、それでこんなに空が広いとは!逆に貴重ですね!
荒幡: 向こうに見えるのは横田基地ですが、戦前までは陸軍の「多摩飛行場」だったんですね。その周辺を開墾したので、「多摩開墾」と呼ばれるようになりました。武蔵村山市内に56ヘクタールの土地が広がっています。市街化調整区域といって、開発されずに農地のまま残ったエリアで、自然豊かで農業がしやすいところなんですよ。
