そんなホップを今回は料理にしてみます。東京で採れた旬の夏野菜といっしょに、ビールに合う野菜のフリットを作ってみました。



日本各地で様々なビールが作られていますが、東京にもいくつもの醸造所があります。
原料となるホップは、ビールに苦味や香りを付けるハーブです。
そのホップを地域で育てようと、武蔵野市では「東京でホップを育てよう!プロジェクト」が始まっており、吉祥寺近くの畑ではホップの収穫体験イベントも開催されました。
みなさんはホップを実際に見たことはありますか。松ぼっくりにも似た緑のホップはとても軽くてちょっとかわいい。
そんなホップを今回は料理にしてみます。東京で採れた旬の夏野菜といっしょに、ビールに合う野菜のフリットを作ってみました。
※作りやすい量(3〜4人分)
・ホップ 12個
・パプリカ(赤) 1/2個
・パプリカ(黄) 1/2個
・いんげん 6本
・じゃがいも 2個
・とうもろこし 1本
・ミニトマト 8個
<フリット地>
・小麦粉 300g
・片栗粉 大さじ2
・塩 小さじ1/2
・砂糖 小さじ1
・ビール 200㏄
1.フリット地材料のうち、ビール以外をボウルに入れて軽く混ぜ、ビールを加えて箸で混ぜ合わせてフリット地を作る
2.パプリカは縦半分にカットして種を取り、乱切りにする
3.いんげんは筋をとり、1/3の長さにカット
4.じゃがいもはラップで1個ずつ包み電子レンジで4分加熱して乱切り
5.とうもろこしは皮を剥き、実の部分を包丁で削ぎ切り
6.ミニトマトは爪楊枝などで、へたの反対側に穴を開けておく
7.甘長とうがらしは茎の硬い部分をカットして取り除き、3~4つにカット
8.ホップやカットした夏野菜を1のフリット地にくぐらせて、180℃程の中温でカラリとなるまで2〜3分揚げる
9.皿に盛り付け、塩をふる
フリット地をビールで溶くことで、香ばしさが残り、よりビールに合う味になります。ビールがない場合は炭酸水でも代用可能です。
ホップのほろ苦さが、他の野菜たちの味を引き立ててくれます。野菜はレシピにあるものでなくても大丈夫。冷蔵庫に少し余っている野菜があれば試してみましょう。茄子やカボチャ、にんじんやレンコンなどもおいしいです。
今回、お野菜は立川で開催されている「GREEN GROWN MARCHE!」で購入させていただきました。東京の生産者さんたちに直接お会いすることができるマルシェは野菜の食べ方なども教えていただくことができてとてもおすすめです。
▽3x3 Lab Future
https://www.33lab-future.jp/
料理研究家/千代田区大手町にある「3×3 Lab Future」のキッチンコーディネーター。
様々な国や地域で食べられている料理を作り・コミュニケーションを生み出すことが楽しみであり仕事。
東京産食材や生産者に興味深々。