『切って楽しむ東京野菜』

管理栄養士、お野菜料理家のいまむらゆいです。
食育コラム【東京の恵みdeおうち食育】の第2シリーズ、切って楽しむ東京野菜をお届けしています。このシリーズでは、野菜を切ることで発見できる、五感を使った野菜の楽しみ方をご紹介します。
今回ピックアップする野菜は「キュウリとズッキーニ」。
大人も子どもも楽しみながら、ごはん作りの前の少しの時間を使って、キュウリとズッキーニの魅力を発見していきましょう!

野菜が引き出す、子どもたちの新たな一面

子どもは、感情が言葉よりも先に“しぐさや表情”に出ると言われています。どんな反応をするのか、どんな視点を持っているのか、何に興味を持つのかを見守っていきましょう。
お子さんの新たな一面を発見することができるはずです。

緑色、赤色、黄色とカラフルな色合いが特徴の夏野菜。水分をたっぷりと含み、生で食べることができる野菜が多いのもの魅力のひとつです。
そんな夏野菜は、子どもたちに触れさせる食材としてピッタリ!質のよい旬の時期にこそ、食育の機会作りが大切です。

身近な東京野菜が感性を刺激する!

野菜といえば、都心から離れた場所が産地というイメージがあるかもしれません。ですが、東京には個性豊かな野菜が溢れています。
食育においても、東京野菜を使うことで身近な土地で作られたことを実感し、東京の新しい姿を知る機会にもなります。
今回使用した、キュウリとズッキーニは、東京都青梅市の繁昌農園の野菜です。青梅市周辺の直売所のほか、産直ECサイトから購入することができます。
段ボールいっぱいに詰め込まれた新鮮な野菜たちは、どれも採れたて。表面のハリとツヤ、切った時のみずみずしさが格段に違います。野菜本来の姿に近いものであるほど、子どもたちの感性を大きく刺激してくれます。
ではさっそく、おうち食育でキュウリとズッキーニを楽しみ尽くしましょう!

キュウリとズッキーニを比べて、触って、観察してみよう!

・表面はツルツル?ザラザラ?比べてみよう!

キュウリのイボイボはチクチクとした感触。それに対してズッキーニはツルツルで、ハリがありますよね。
緑色で同じ大きさくらいの2つの野菜ですが、「表面の手触りは全然違うことがわかるかな?」などと、触る感触に意識が向くように、野菜を紙袋の中に隠し入れて触らせてみるのもおすすめですよ。

・野菜のお腹は何色かな?予想して、切ってみよう!

表面は緑色のキュウリとズッキーニ。だけど中身はどんな色になっているだろう?
想像を膨らませてから、包丁で輪切りにして、断面を確認してみよう!
そして切った断面からは、どんな香りがするかな?

・たて切りよこ切り、模様はどうなっているかな?

キュウリとズッキーニの中には、種になる部分が隠れています。たて切りとよこ切りでどのように模様が違って見えるかな?見比べてみよう!虫眼鏡があれば、拡大して観察してみよう!
比べた後は、ポリッとかじってみましょう!野菜に水分がたっぷりと入っていることが実感できるかな?

キュウリとズッキーニの食育レシピ

観察して楽しんだキュウリとズッキーニを料理に変身させて食べてみよう!
いつもよりなんだか美味しくて完食できちゃうかも?

【キュウリの簡単おひたし】

薄切りにしたキュウリ1本に対して塩1gの塩で揉み、水気が出てきたら両手でぎゅっと水気を切ります。
器に盛り付け、しょうゆ、ポン酢しょうゆなどお好みの調味料を少量回しかけ、かつお節やすりごまを散らせば完成!
水分たっぷりのキュウリ。塩もみをしてぎゅっと水気を切ると、1本のキュウリはどれくらいの量になるかを実験するのも楽しいポイントです。
食べるときには、キュウリを噛むとどんな音がするのかを聞いてみましょう。手で耳を塞いで食べると、口の中で音が響いて、自分の音が聞き取りやすくなりますよ。自分なりの表現で音を表してみるのもおすすめです。

【とろとろズッキーニのオイル蒸し】

1cm程度の輪切りにしたズッキーニをフライパンに入れ、オリーブオイル、塩、少量の水を回しかけてフタをし、中火〜弱火でじっくりと火を通します。
柔らかくなったら、塩、こしょう、白だしなどで味を整えれば出来上がりです。柔らかくトロトロ食感になるので、小さなお子さまも食べやすく、家族みんなで楽しめる一品です。
黄色のズッキーニがあれば、同じ調理法で食べ比べもおすすめです。黄色と緑色のズッキーニでは見た目は違うけれど、食感や味は違うのかな?比べて違いを見つけてみましょう!

さらに楽しむ!バリエーション豊かな変わり種野菜たち

江戸東京野菜のひとつ、「馬込半白キュウリ」というキュウリがあります。太さや色も一般的なキュウリとは違っていますよね。おうち食育の時間で、伝統ある江戸東京野菜に触れてみるのもおすすめです。

ズッキーニは、UFOズッキーニなどの個性豊かな形も!まるでおもちゃのようにも見えてしまうかわいらしい色や形のズッキーニは、子どもたちの興味関心をぐっと引きつけてくれます。

いかがでしたか?野菜がそこにあるだけで、子どもたちの感性を刺激する楽しみ方は山のようにあります。大人も子どもも楽しい時間を過ごしながら、野菜の魅力、そして東京野菜の魅力を体感してみてくださいね。

管理栄養士

今村 結衣/IMAMURA YUI

管理栄養士、お野菜レシピ考案家。
カット野菜工場など青果物流通業の会社員を経て、現在は野菜の切り方教室や記事執筆など野菜に関する分野を中心に活動している。野菜を美味しく食べることが生きがいで、素材の味を生かしたレシピ作りが得意。
Instagram【 #ぽんレシピ 】で170レシピ以上公開中。一児の母。

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