パプママ:リカちゃんはおそばが大好きよね。今日はおそばの名所へ行こうか。
リカちゃん:暑いけど、おそば食べるなら出かけてもいいかな……。
深大寺の門前そばを目がけて野川沿いをてくてくと歩くふたり。
リカちゃん:暑いなあ。まだかなあ。

東京は、親子で楽しめる直売所がいっぱいだ!
美味しくて、楽しくて、食育にもなる。直売所は、一石二鳥にも三鳥にもなるそんな場所。
直売所巡りにすっかりはまっているパプママは、インスタグラムで丁寧に撮影された野菜の写真をアップし続けている直売所を発見。調布にあるとのことで、リカちゃんを連れて行くために一計を案じ……。
【パプママとリカちゃんのプロフィール】
パプママ:野菜が大好きな30代。多摩エリアのとある街に住んでいる。平日は都心で働いているので、リカちゃんと一緒に街ブラする休日が宝物。
リカちゃん:小学3年生。明るい性格で、たまにちょっと大人びたところを見せる。ほんとは家でゲームをして過ごしたい。


パプママ:あ!見て、あれ。「調布のやさい畑」だって。なにかしら?「畑から直送 季節の旬野菜を販売!」とも書いてある。気になるわ。
リカちゃん:ママ……。もしかして、最初からここに来るつもりだったでしょ。
パプママ:そ、そんなことないよ。犬も歩けば棒に当たる、パプママは直売所に当たるってね。
リカちゃん:なに言ってんのかわかんない。
パプママ:いろんな食べもののお店が集まっている建物なのね。なんだかワクワクするわ。
リカちゃん:ベーカリーに、海鮮丼に、お惣菜。あっちはお米のスイーツ専門のお店だって。
パプママ:旬野菜のお店は奥の方にあるはず。あった、あった。「調布のやさい畑」!地元、三ツ木農園の野菜が買えるのよ!
リカちゃん:たまたま見つけたわりに詳しいのね。
パプママ:……とにかく入りましょう。照明が明るくてきれいなお店ね!キッズコーナーもあるわ。直売所では珍しいね。


三ツ木秀章さん(三ツ木農園):こんにちは!ゆっくり見ていってね。
パプママ:すごいお野菜の種類ですね。
三ツ木さん:年間160品目以上を作っているんですよ。調布と八王子であわせて8000坪の畑があります。
パプママ:広い!
三ツ木さん:柑橘とか栗とか、果樹園もあるんですよ。

三ツ木農園の三ツ木秀章さん
リカちゃん:豊作セールって書いてあるよ。たくさん採れたのかな?
三ツ木さん:そうなんだ。たとえば、キュウリだと、収穫時期がずれるように畝ごとに時期をずらして植えるんだけど、収穫時期が重なっちゃうときもあるんだ。そういうときは「豊作セール」。
リカちゃん:たくさん買ってたくさん食べるね♪

パプママ:それにしても種類が多くて迷っちゃうわ。オススメのお野菜はなんですか?
三ツ木さん:どれも自信をもってオススメできるけれど、特に白ナスはぜひ食べてみてほしいな!
パプママ:この真っ白くて大きなナスですね。
三ツ木さん:焼いて塩だけで食べる。それだけで最高だよ。

計算された売り場は野菜への愛ゆえに。
パプママ:「ふわとろ長なす」というのもありますね。珍しい野菜が多いわ。

三ツ木さん:珍しい野菜があるのは当店の特徴のひとつですね。スーパーなどで見かけない野菜は、ちゃんと説明しないと売れないんだけど、食べ方も含めてお客さんと話すようにしているんです。僕が作業しているときもお客さんが話しかけやすいように、売り場の真ん中に作業スペースを持ってきてあるので。

パプママ:売り場づくりも接客を考えているんですね。
三ツ木さん:僕も毎日畑に出ているんだけど、畑のことを伝えられるのが、生産者自ら直売所を経営している意義ですからね。
パプママ:POPひとつひとつの雰囲気にも三ツ木さんの人柄がにじみ出ている気がします。



リカちゃん:ねえ、モニターがいくつもあるけど、畑の様子なんだね。映っているのは三ツ木さん?
三ツ木さん:そうだよ。僕とか、父や母が畑で作業している様子だよ。
パプママ:モニターがたくさんある直売所って初めてかも……。光の加減とかがちょっと幻想的で、美しいですね。
三ツ木さん:畑がいちばん輝く瞬間を知っているのは生産者ですから。その瞬間を切り取って、インスタグラムのリールにアップしているんです。同じものを店内のモニターにも表示しています。



パプママ:なるほど、このお店のインスタグラムからは愛を感じるなあと思っていたんですが、やっぱり生産者さん自身がアップしていたんですね。
三ツ木さん:地元に畑がある価値を伝えていきたいので。近所のお子さんが畑に来たときにその場で野菜を食べるとすごく喜んでくれたりして。野菜嫌いのお子さんもいるけど、おいしい野菜をふだん食べてないからかもしれないですね。当店の野菜を食べて野菜が好きになったお子さんは多いんですよ。
リカちゃん:私も野菜大好きだよ!(東京じゅうの直売所に行っているからね。)
パプママ:生産者さんが直接説明してくれて、しかも種類もとっても多い、こんなお店が近所にあるなんて、調布のみなさんは羨ましいわ。
三ツ木さん:ピーマンやエダマメ、バジルやジャンボとうがらしも美味しい季節ですし、地元のお豆腐や卵も人気です。楽しんで見ていってくださいね。
リカちゃん:ところで、ママ。やっぱりインスタグラムを見たからわざわざここに来たんでしょ。
パプママ:……ばれちゃったか。
リカちゃん:ま、「深大にぎわいの里」の入り口にスイーツがおいしそうなカフェがあったから、そこで許してあげるよ。
直売所情報まとめ

■ 調布のやさい畑
・年間160品目以上を栽培するみつぎファーム直営。多くの品目で東京都エコ農産物認証を取得している。
・みつぎファームの野菜や果物のほか、近隣約20軒の生産者の農産物を取り扱う。読みやすくて丁寧なPOPがうれしい。インスタグラムもぜひチェックを。
住所:東京都調布市深大寺元町1-11-1(調布駅徒歩18分、駐車場有り)
電話:042-444-0327
定休日:毎週水曜日
(※但し、水曜日が祝日の場合は定休日を前日に振替えます)
営業時間:9時~17時
https://www.instagram.com/chofuno_yasaibatake/
🔳深大にぎわいの里 調布卸売センター
・調布のやさい畑がある施設。
・ベーカリー、ソーセージ、珈琲焙煎店など、さまざまな個性的な食のショップが集まっていて、深大寺観光の立ち寄り先として好適。業務店向けの卸売りを主業とするレトロ感のある店舗と、一般市民向けのあかぬけた雰囲気のショップが混在しているところも面白い。午前中で閉まってしまう店舗もあるので注意。
定休日・営業時間:店舗ごとに異なる
https://www.instagram.com/nigiwainosato/
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株式会社エマリコくにたち
菱沼 勇介/YUSUKE HISHINUMA
〒186-0004
東京都国立市中一丁目1番1号
℡ 042-505-7315
http://www.emalico.com/
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