緒方湊の誌上セミナー

STUDY 21

まさに今が旬。
人気急上昇のカリフラワーを食べよう!

カリフラワーは一年を通して出荷されていますが、冬が旬の野菜です。
ブロッコリーに押され気味でしたが、栄養価が高く低糖質なことが話題になり最近人気が急上昇の要チェック野菜です。白色以外に、オレンジ色や紫色、黄緑色のカリフラワーもあります。

問題

新鮮なカリフラワーはどちらでしょうか?

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正解は、②の食べる部分(白い部分)が硬いものです。

<解説>

食べる部分(花蕾というつぼみ全体の部分)がしっかりと締まりがあり硬いものを選びましょう。古くなると、花蕾が柔らかくなります。花蕾に隙間がなく、色は白いものがおすすめです。
白さは鮮度を見分ける一番の判断材料で、鮮度が落ちてくると黄ばみや黒い点が出ます。

問題

次のうち、より甘みがあるカリフラワーはどちらでしょう?

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正解は、②の茎が太いカリフラワーです。

<解説>

茎が太いものは隅々に栄養が行き渡り、甘みも強くなります。軸の切り口がみずみずしく新しいかどうか、変色していないか、スが入ったように空洞ができていないかなども確認してください。

問題

カリフラワーを茹でるときに加えると白くキレイに仕上がるものは何でしょう?

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正解は、①の酢です。

<解説>

カリフラワーに含まれている色素は褐色になりやすい特徴があるので、茹でるときに酢やレモン汁を少し加えることで、白いままの状態で仕上がります。また、茹でるときに小麦粉を少々加えると、お湯を高温に保ち短時間で茹であげることが出来るので、ふっくらとした食感に仕上がります。食塩を入れるとカリフラワーが適度に軟らかくなります。

問題

この野菜の名前は何でしょう?

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正解は、②ロマネスコです。

<解説>

ロマネスコはブロッコリーとカリフラワーを交配した品目で、「サンゴ礁カリフラワー」などの別名もあります。味はブロッコリー感がやや強めですが、食感はカリフラワーのようにコリコリしています。

変わったものとしては、他にもカリフローレ(スティックカリフラワー)があります。
一般的なカリフラワーのように丸い形ではなく、花茎が長く伸び生で食べるスティック型のカリフラワーです。
花茎は柔らかく、蕾の部分はほんのり甘みがあります。

カリフラワーの保存の仕方!

カリフラワーは基本的に日持ちしない野菜です。
生のまま保存する場合、①か②で保存します。

①乾燥を避けるため湿らせた新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てた状態で保存する。
②乾燥を避けるためにラップをして、冷蔵庫の野菜室に立てた状態で保存する。

※カリフラワーを横にして保存すると、下になった部分が傷みやすくなるので、立てた状態で保存します。また、生での保存は2日が限度です。
すぐに食べないのであれば、カリフラワーが新鮮な状態のうちに加熱してしまうのがおすすめです。
加熱後は冷蔵庫、もしくは冷凍庫で保存します。加熱した場合でも 2 日以内に食べましょう。
生のカリフラワーを冷凍すると、変色したり弾力がなくなったりしますので、加熱してからの冷凍がおすすめです。

カリフラワーあれこれ話

キャベツの突然変異から生まれたのがブロッコリーで、そのブロッコリーが突然変異し、花蕾が白化したものがカリフラワーだと言われており、これを栽培種に品種改良することで現在のカリフラワーができました。

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