緒方湊の誌上セミナー

STUDY 04

夏のフルーツクイズ

こんにちは。TOKYO GROWN ナビゲーターの緒方湊です。
誌上セミナー第4回目、フルーツクイズ!
「スイカ」「メロン」「パイナップル」「バナナ」です。何問当たるかぜひ挑戦してみて下さい!

問題

スイカの甘い部分はどこでしょう?

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正解は、②中心の部分です!

<解説>

スイカの中心部が甘くなっているのは、外側から食べる鳥たちに中心まで残さずに食べさせて、より多くの種子を食べさせるためです。
中心が甘くなっているのも種の保存のための進化だといわれています。

もともとスイカは現在のような目立つ縞模様ではなく、黒っぽい地味な外見だったといわれています。
アフリカの砂漠地帯に自生していたスイカは、種の存続のために、砂漠よりも水のある地域に種を運んでもらうため、スイカ自らが特徴的な模様になったという説があります。
目立つようになることで鳥にも食べられ、スイカの種を食べた鳥が遠くの場所でフンとしてスイカの種を排出することで、また新たな芽が出て種の存続が出来ます。
より多く鳥や動物にスイカを食べてもらえるように、スイカの中心部は甘くなっています。
砂漠で生活する鳥や動物に、スイカの水分と糖分は非常に魅力的なので、お互いの思惑が一致したといわれていますよ。

問題

メロンは上半分と下半分、どちらが甘い?

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正解は、②下半分!

<解説>

メロンは種やワタがある中心部分が最も甘い場所です。
しかし、その部分は果肉が無いので食べることが出来ません。
ツルの反対側のお尻(花落ち部分)が次に甘い場所ですので、正解は下半分です。

メロンのあれこれ話

メロンの食べごろは?
メロンは追熟するので、出荷されてから1週間~2週間ぐらい後が最適な時期の目安になっています。
一番わかりやすいのは、ツルが枯れ始めた時です。
ツルが青々としていて元気いっぱいの時は、まだ実が硬い状態です。
ツルのほとんどがしおれているが、根元の部分が若干黄緑色のまま残っている時が「食べ頃」です。
ただし、ツルが完全に枯れていて、メロンの表皮もくすんだ色になっている時は「熟れすぎ」ですのでご注意ください。

メロンと言えば、大人気のフルーツの1つですが、漢字でどう書くかご存じでしょうか?
メロンはスイカやキュウリと同じように、瓜の仲間として分類されているために、漢字で当て字を作るときには「舐瓜」という言葉を生み出しました。舐めてしまうくらい美味しい瓜です。
ちなみに似た漢字に「西瓜」=すいか、「南瓜」=かぼちゃ、「糸瓜」=へちま、がありますよ。
東京都内でもメロンが栽培されているのをご存じですか?
町田市内では、町田式新農法という水耕栽培で、『まちだシルクメロン』というメロンを生産しています。
『まちだシルクメロン』は皮の近くまで柔らかく、糖度が高いメロンとしてとても人気のメロンです。

まちだシルクメロンについてはこちらから
東京都労働産業局「TOKYOイチオシナビ」

問題

パイナップルの甘い部分はどちらでしょう?

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正解は、②下の部分です!

<解説>

パイナップルはお尻の部分に甘味が溜まるので、葉の部分を下にして逆さまの状態で保存すると、甘味が全体に行き渡るといわれています。
パイナップルは熟したものを収穫しているのですぐに食べられます。
パイナップルは追熟しませんので、傷む前に早めに食べきりましょう。
選ぶ時は、ずっしりしてお尻から甘い香りがするものを選んでください。

“購入後しばらくおいて黄色くなった頃が食べごろ”という話を聞いたことありませんか?
でも、パイナップルは熟したものを収穫しているのですぐに食べられます。
それでも酸味が強いと感じた場合は、しばらく置いておくことで酸が抜けて甘く感じます。甘い香りが強くなりはじめたら食べ頃です。

問題

バナナの甘いのはどの部分?

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正解は、①の部分です!

<解説>

花がバナナの先端側に咲きます。花が咲く部分は成長が盛んで、栄養が集まりやすいので甘いのです。

問題

黄色のきれいなバナナと、少し時間が経った黒くなったバナナ、
どちらのバナナが食べ頃のバナナでしょう?

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正解は、②黒い点がたくさんあるバナナ

<解説>

Aの黄色いバナナの中にはデンプンが20%位含まれていますが、デンプンは甘くありません。
バナナが追熟することによって、バナナの中のデンプンが分解されて、ブドウ糖や果糖などの糖に変化して甘くなります。この黒い点のことを「シュガースポット」といい、食べ頃の目安です。

バナナと言ったら、南国のフルーツですよね。
では、バナナの生産量No,1の国はどこか分かりますか?
正解は、なんとインドなのです。

日本で売られているバナナのほとんどが輸入物であり、その9割近くを占めているのがフィリピン産のバナナですのでフィリピンのイメージが強いですよね。でもフィリピンの生産量は第3位です。第1位はインド、2位は中国です。インドや中国は人口も多く、国内でバナナが消費される為、輸出されることは少ないので、目立たないのです。

では、日本で一番食べられているフルーツは?
答えはバナナ!
比較的安く手に入って健康にいいことから一番よく食べられています。

おいしいバナナの選び方

美味しいバナナを選ぶ時のポイントは、バナナの全体的な形を見ることです。
よーくバナナの形をよく見て見ると、角が角張ったものと丸みを帯びたものがあります。
これは収穫した時期により差ができています。角張っている部分は熟すことで徐々に丸みを帯びていきますので、丸みのあるものを選んでみてください。
また、房のつけ根がしっかりとしていて、つけ根から果肉までの間にある茎が、太くて短いものは、栄養がたくさん運ばれているのでおススメです。

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TOKYO GROWN ナビゲーターの緒方湊君が本を出版しました!

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