緒方湊の誌上セミナー

STUDY 01

もっと知っておいしくたべよう!「長ネギ」

東京には千住ネギや拝島ネギという地名がついた名称の長ネギがあります。
どれもとってもおいしいネギですので、見つけたらぜひ手に取ってみてください!
ということで、今回は長ネギを題材に、皆さんと一緒に学びたいと思います!

問題

長ネギは根元の白い部分Aと、上の緑の部分Bではどちらが甘いでしょうか?

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正解は、A(白い部分)
根元に近い部分には甘みがあります。
ネギの白い部分は、太陽の光が当たらないように、土の中で育てています。
白い部分がより白く、緑の部分との境がくっきりしているものは、土の中でしっかりと育っているので、甘みが強く、やわらかいネギです。

<解説>

長ネギの繊維は縦に入っています。繊維に沿って「縦」に切ると、より甘みが出ます。「白髪ねぎ」は繊維に沿って「縦」に切られているのですが、“辛い”っていう感じは少ないと思います。

でも逆に「薬味」に使うように輪切りにすると繊維を断ち切ることになるので、辛みや香りが引き立ちます。料理する内容によって切り方も変えていくと、素材を活かして美味しく食べることができますね。

おススメのネギの選び方

皆さんは普段とくに気にすることなく選んでいるかもしれませんが、おススメのネギの選び方があります。

POINT-1

茎がぎゅっと詰まっている

茎がぎゅっと詰まっているネギは、ゆっくり育っているので、栄養も甘みも凝縮されたネギであることが多いです。
また、収穫から時間が経つと水分が抜けてぶかぶかした感触になるため、締まりのよさは新鮮さの目安にもなります。
POINT-2

根の上の部分が丸く膨らんでいる

ネギが養分をためるところは、根の上の部分です。根の上の部分がラッキョウのように丸く膨らんでいるものは、栄養があるという目安になります。
また、ふくらんでいるものほど、辛みも少なく食べやすいネギです。
POINT-3

ヒゲ根が多い!

ネギの縦に入っている線は、ヒゲ根の数です。線が多いとひげ根の数も多いので、栄養をより多く吸収できる為、良いネギです。

長ネギあれこれ話

「カレーうどん」と「カレー南蛮」の違い

うどん屋さんで「カレーうどん」と「カレー南蛮」の2つのメニューがあった場合、その違いをご存じでしょうか?
実は、長ネギが入っているか入っていないかの違いです。
16世紀、南蛮人と呼ばれていたポルトガル人が、好んで長ネギを食べていたことから長ネギを「南蛮」と呼ぶようになったようです。

焼鳥の「ねぎま」

焼鳥の「ねぎま」ってご存じですよね。
鳥肉の間にネギが入っているから「ねぎま」って思われている方が多いのですが、もともと「ねぎま」は、「ネギとマグロ」だったっていうのは知っていますか?
しかも焼鳥ではなくて、「ねぎま鍋」という鍋料理だったんです。

ねぎま鍋は「ネギ」と「マグロ」を、醤油や酒、みりん、出し汁を合せた割り下で煮た江戸発祥の鍋料理です。マグロを使うと贅沢な鍋だというイメージが強いですが、江戸時代、トロは捨てるか、畑のコヤシにしていました。
輸送手段が発達しておらず、また冷凍技術もないので、江戸で食べるマグロの味は不味かったからだと言われています。

  • STUDY-01 長ネギの甘い場所ってどっち?
  • STUDY-02 苦くないピーマンはどっち!
  • STUDY-03 ももの甘いのはどの部分?
  • STUDY-04 甘いのはどの部分?
  • STUDY-05 収穫の秋です!今回のお題はニンジン!
  • STUDY-06 みんな大好き!ブドウをおいしくたべよう!
  • STUDY-07 国産キウイの旬は秋です。
  • STUDY-08 リンゴのおいしい季節がやってきます!
  • STUDY-09 今回は僕も大好きなナスについてです!
  • STUDY-10 今回はナシについて一緒に学びましょう!
  • STUDY-11 今回はカボチャについて学んでみましょう!

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