緒方湊の誌上セミナー

STUDY 24

知ってトクする!? 野菜の豆知識

栄養をロスしない調理方法や、食感をよくする調理方法です。
知っていれば少しトクした気分になれるかも。

問題

ニラの代表的な栄養素「アリシン」は
血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。
その「アリシン」を効率的にとるには?

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正解は、①ニラを細かく切るです。

<解説>

ニラに含まれる成分が空気に触れると、アリシンという成分に変わり栄養を吸収しやすくなります。アリシンは、葉先の4倍も根元に含まれています。葉先には、ビタミンA、C、Eなどのビタミン類が豊富に含まれています。ニラは部位によって切り方を変えるのがポイントで、アリシンの多い根元は細かく切り、ビタミンの多い葉先は大きく切ることで、栄養の流出を防ぐようにします。

問題

小松菜、ほうれん草、チンゲン菜などの葉物野菜は
茹でる前に何かをすると効果的に茹でることが出来ます。
それは何をするのでしょう?

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正解は、②冷水に浸すです。

<解説>

野菜は収穫後、時間が経つと水分が抜けしおれるので、野菜を洗った後、茹でる前に15分程度野菜の根元を冷水に浸すと、活き活きとした野菜に戻ります。そうすることで茎や葉に水分が行き渡り、茹でるとその行き渡った水分で蒸し焼きの状態になるので、短時間で茹でることができます。炒める時も、生で食べる時にも、そうすることで美味しく食べられます。

問題

ニンジンの栄養素(βカロテン)を効率的にとるには?

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正解は、②マヨネーズをつけて食べるです。

<解説>

にんじんには抗酸化作用のあるβカロテンが含まれています。
βカロテンは脂溶性なので、マヨネーズなど油を含む調味料と一緒に食べると吸収されやすくなります。

問題

ニンジンの栄養素(βカロテン)の吸収率が高い食べ方は?

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正解は、②スープにするです。

<解説>

ニンジンは細かく切るほど、カロテンの吸収率が上がります。
細かくするほどカロテンの吸収率が上がるので、ミキサーでペースト状にすると一番効果的です。上の解説にもありますが、炒める時にオリーブオイルやバターなどの油類を使うことで、体内に吸収されやすくなります。

問題

イチゴの栄養素(ポリフェノール)を効率的にとるには?

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正解は、①牛乳と一緒に食べるです。

<解説>

イチゴに含まれる抗酸化作用のあるポリフェノール(アントシアニン)は牛乳と一緒に食べることで、吸収率が約2~3倍にアップします。さらにイチゴにはコラーゲンの生成を促す働きがあるビタミンCがたくさん含まれています。
肌のハリや弾力を保つもとになるタンパク質が含まれている牛乳と一緒に食べることで、より美肌効果が期待できます。

問題

タマネギはじっくり炒めて甘みを出すのが定番ですが、
時短する方法があります。それはどちらでしょう?

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正解は、①②両方とも正解です。いじわる問題でした。

<解説>

タマネギを炒めると、徐々に細胞壁を壊し水分や辛味成分を飛ばし甘くなります。タマネギの細胞壁は頑丈で壊れにくいので、飴色タマネギを作るのに時間を要しますが、電子レンジを使用してから炒めると、簡単に細胞壁が壊れるので短時間で甘みを引き出すことが出来ます。またタマネギを冷凍すると、細胞内の水分が凍り膨張し細胞壁が壊れるので、短時間で甘みを引き出すことが出来ます。

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